データ復旧事例
アクセスできなくなったLANDISKからのデータ復旧
障害状況
メーカー:アイ・オー・データ 型番:HDL4-G2.0(500GB×4台構成、RAID5)
症状:アクセスができない。 障害状態:起動不良
HDL4-G2.0をメディアライブラリー状態にしてどこでも動画を見れるようにしていました。先日パソコン越しにネットワークが切れていることがわかったので、再起動をかけてみようとすると、正常に起動してくれなくなりました。また、プラスチックが燃えているようなにおいもしてきたので、とりあえず電源を切った状態で置いています。部品交換とかで修理できるようならお願いしたいと思っているのですが、どうにかなるでしょうか?
対応内容
まず、HDL4-G2.0のHDDの診断を行いました。焦げたようなにおいがしたと伺っていたので、HDDおよび筐体内の基盤に焦げたような形跡がないか確認を行うと、1番のHDDからプラスチックが焦げたようなにおいがかすかにしていました。HDDに取り付けられている基盤を外し状態を見てみると、一部が焦げ、本体と接触しないように挟まれているスポンジが完全に焼けていました。それ以外のディスクは障害が発生していなかったので、まずは、正常な3台でデータの復旧を試みました。RAIDの再構築は問題なくでき、データ領域へのアクセスもできたので、ファイルの確認を行い、問題なく開くことができたので、データの復旧を行いました。
作業結果
HDL4-G2.0より、90%以上のデータの復旧に成功しました。
担当者より
一つ間違えば大惨事になりかねない事象でした。HDDの基盤でだけ燃えてしまっていたことと、燃えていた部分がほこりなどがかからないところであったことが大事に至らなかった要因ではないかと思います。たとえばほこりが多いような場所で同じようなことが起こると想像がつくように火事になり、パソコン以上に大切なものを失いかねません。今回のようなトラブルはケースとしても非常にレアなものです。例えば、火事にあったパソコンでラベルが完全に焼失していなければなんとか復旧ができる可能性があります。その他にも水没してしまったりしても、データを取り出すことができる可能性があります。
軽度であるか重度であるか、まずは診断させていただくことで、障害状態を判断しデータの復旧をご依頼するかどうかをお考えいただければと思います。まずはフリーダイアルより無料診断をご利用ください。