データ復旧事例

ホットスペアディスクが正常に組み込めなかったTeraStationからのデータ復旧

投稿日:2017.03.28 更新日:2017.03.28

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障害状況

メーカー:バッファロー   型番:TS5600D1206V5(2TB×5台構成、RAID5、ホットスペア1台)
症状:起動しなくなった 障害状態:ディスクエラー


TS5600D1206V5をデータサーバーとして使っていました。

納品したデータの保存場所としてTS5600D1206V5を使っていました。先日業務中にTS5600D1206V5が使えなくなったので管理者に確認してもらったところ、TS5600D1206V5が使えなくなっているということでした。ログも確認してもらうと、どうやら再構築に失敗したそうです。一時のピークは過ぎたので、今すぐにデータが必要な状態ではないですが、できるだけ早くデータを復旧していただければと思います。aiやpsdデータがほとんどです。よろしくお願いします。

 

対応内容

TS5600D1206V5の診断を行いました。ホットスペアで交換される前の組み合わせで診断を行ったところ、1台のHDDで重度の物理障害を確認しましたが、障害が発生した要因と思われたHDDは正常に認識させることができました。重度物理以外の4台でRAID5を構築しようとしましたが、RAID情報の整合性が取れていなかったので、解析作業を行うことにしました。結果、フォルダ構成等が確認できるところまで再構築することができ、ファイルも問題なく開くことができました。

作業結果


TS5600D1206V5より、90%以上のデータの復旧に成功しました。


担当者より


ホットスペアやホットスワップ機能は、非常に利便性が高く、機器の信頼性を上げるうえでもとても重要な機能の一つです。TeraStationなどを対応させていただくときに、結果的にですが、リビルドの失敗パターンは、筐体側の制御に問題があるのではないかと思っています。障害状態を伺ってその情報をもとに診断を行うと、エラーが発生しているディスクと筐体が知らせるエラーディスクが一致しないことがよかります。RAIDの仕様内でリビルド作業を行ったときに、筐体側に問題がなければ、ほぼリビルドは成功すると思います。私共がお伝えしたいのは万が一というところです。その万が一が発生してしてしまったことで重要データがすべて消去されてしまうこともあります。最悪の場合は派生して事業そのものにも影響することもあります。

トラブルが起きてしまった場合、まずはフリーダイヤルよりご相談ください。自己流の対応を行うことで復旧できるはずのデータが復旧できなくなるかもしれません。

 

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