データ復旧事例
ディスクエラーでアクセスができなくなったTerastationのデータ復旧(大阪市東成区 法人様)
障害状況
メーカー バッファロー 型番 TS-XH2.0TL/R6(500GB×4台構成、RAID5)
症状 アクセスできなくなった 障害状態 ディスクエラー
お客様より
TS-XH2.0TL/R6をサーバーとして使っていました。
TS-XH2.0TL/R6のRAID設定をRAID5に変更し、データサーバーとして使用していました。業務的に過去データを流用して新しいデータを納品するという形式をとっていたので、古いデータとなると10年くらい前のデータがあったりしています。週明けに出社したときに、パソコンの電源を入れると、TS-XH2.0TL/R6にアクセスできない状態になっていたので、管理者に確認をしてもらったところ、ディスクのアクセスランプが赤点灯していて、EMモードになっているということでした。現在進行中のデータは別のサーバーに保存しているので現状の業務にすぐに影響はないのですが、将来的に確実にTS-XH2.0TL/R6にあるデータが必要になるので、どうしてもデータの復旧が必要な状態です。Photoshopやillustratorのデータがメインで、あとはオフィスやPDFデータなどです。なんとかすべてのデータを復旧してください。お願いします。
対応内容
TS-XH2.0TL/R6の状態を確認したところ、1番のHDDでモーターは回転するがデータの読み書きを行うヘッド部分が全く動いていなかったので、診断の進捗内容次第では、重度の物理障害での対応を行わなければならない状態であることをまずお伝えしたうえで、残り3台のHDDの診断を行いました。2台とも性能に稼働し認識したのですが、データ領域へのアクセスができない状態でした。RAID復旧用の機器から接続してみてもフォルダ構成やファイルの名称まで再構築を行うことができなかったので、1番HDDの詳細診断を再度行いました。重度の物理障害であることには変わりないのですが、幸いなことにHDDをコントロールする基盤の交換作業で、正常に稼働させることができました。RAIDの再構築を行い、フォルダ構成も含め問題なくデータを見ることができたので、納品データとしてお渡ししました。
作業結果
TS-XH2.0TL/R6より、95%以上のデータの復旧に成功しました。
担当者より
RAID機器にかかわらず、HDDの重度物理障害=ヘッド交換というのが、おおむねの対応となるのですが、今回はコントロール基盤(PCB)の交換で対応することができました。交換を行ってある程度の調整を行ってからHDDが使用できる状態になるのですが、ここまでの対応となると、専門知識を有する業者でなければまず不可能です。また、TerastationなどのソフトウェアRAIDで構築されている機器は、RAID構築時に1番目に採用されるディスクに必要な情報が書き込まれているため、使用できなくなると、RAIDの再構築そのものができなくなってしまうことがあります。そのため、1台のディスクエラーでNASが使用不可になるということはよくあります。
まとめ
トラブルが起きてしまった場合、ディスク交換やRAIDの再構築作業を行う前にフリーダイヤルよりご相談ください。データの完全消失という事態を避けるためにもよろしくお願いいたします。
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