データ復旧事例
クラウドデータのデータ復旧
大手企業様からのご依頼
誰もがご存知の大手企業様からのデータ復旧作業のご依頼です。
復旧したいデータはデータセンター内のクラウドサーバーに保存していたデータです。
普段は1ヶ月に一度のフルバックアップと1週間分の履歴バックアップをおこなっておられるそうで、ハードウェア面でもソフトウェア面でもデータの消失は考えにくい状況ですがそれでもおこってしまいました。
経営上とても重要なデータがサーバー上はもちろん、1週間分の履歴バックアップにも3ヶ月分のフルバックアップにも見当たりません。
鉄壁のバックアップでも発生したデータロスト
毎月一度のフルバックアップは常に3か月分保存されています。
また、直近1週間分は毎日差分バックアップされています。
ハードウェアは大手ベンダーのデータセンターで複数拠点で同期されていますので、
ほぼ鉄壁のバックアップ運用でした。
ただ、今回盲点だったのは、それほど重要なデータであったにも関わらず、年に数回しか閲覧しないフォルダだったというところです。
3ヶ月分のフルバックアップの場合、最短で2ヶ月と1日以前に消去したデータは残らないということになります。
重要なデータであるにも関わらず、数か月に一度しか閲覧しないために、前回閲覧時に誤って削除してしまい、それに気づいたのがすでにバックアップからもデータが無くなった数か月後だったというのが今回のデータ消失発生原因と考えられます。
データセンター内サーバーのデータ復旧作業
データセンターで運用されているサーバー内のディスクをデータ復旧をご依頼頂いたわけですが、データセンターへの入室は余程でないと入れません。
もちろん今回の件でも入室できませんので、クライアント先からリモート接続でデータ復旧作業をおこないます。
更にはデータ消失から相当数の日数を経過しているということもあり、必要なデータを復旧できるかどうかはやってみないとわからないという状態でした。
まずは専用ツールで消失データのスキャンをおこないますが、サーバー機であること、ディスク容量が大きいことから相当時間がかかります。
今回のご依頼、金曜日の昼頃に頂戴したのですが、リミットが日曜日中とのことでやり直す時間はありません。
翌土曜日の早朝に完了したスキャン結果を見るときはさすがにドキドキでしたが、結果は見事復旧成功でした。
今回、ご依頼を頂戴したサーバーのディスクはデータの転送量が少ないディスクだったことが幸いしたのだと思われます。
さっそく必要データの取り出しを開始し、30分後には納品させて頂きました。
●データ復旧クイックマン●
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