データ復旧事例

電源トラブルで起動できなくなったリンクステーション(LS210D0201)からのデータ復旧(重度物理障害　大阪府摂津市　個人事業主)

投稿日：2023.08.29 更新日：2023.08.29

メーカー：バッファロー製(内蔵：WesternDigital製)
型番：LS210D0201(内蔵：WD20EZRZ)
症状：電気工事の後から使用できない
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

店舗改装時に一部電源工事が必要となったのですが、特に機材の移動は必要ないとのことでしたのでそのまま放置していたのですが、工事業者から連絡があり、電源の配線ミスで一部の機材が使用できなくなったかもしれないので確認してほしいとのことでした。確認してみると、パソコンやリンクステーションと一部の家電製品が使用できなくなってしまっていました。パソコン内のデータについては、重要なデータだけクラウドの保存しており、自宅でも確認できたのですが、それ以外のエクセルや写真などのデータがリンクステーションに保存していたため、データの復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

データ復旧専用機器にてハードディスクの通電確認を行ってみましたが、通電できる状態ではなかったため、制御基板の状態確認やモーターの回転など開封を伴う詳細診断と破損を確認したパーツの確認が必要となることから、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

破損部品を特定するための詳細診断を行ってみたところ、データの読み書きを行うヘッド部分が破損していることを確認したため、交換作業を実施しました。その後、データ復旧専用機器での起動の確認ができたため、制御情報のバックアップを行ってクローン作業を開始しました。途中で2回ほどヘッド交換を再度行ってクローン作業を継続したところ、全体領域の99.99%の領域取得に成功しました。作成したクローンディスクのデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、データの一時取得を行いました。一時取得したデータのエクセルファイルと写真のデータをそれぞれ30ファイルほど選択してオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できたため、復旧成功と判断しました。

復旧作業の結果

お客様にご来店いただき、データ復旧作業にて取得できたデータのオープン確認を行っていただいたところ、すべてのデータが復旧できていると判断いただけたため、復旧成功とさせていただき、お持ち込みいただいた納品用媒体にデータのコピーを行って復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

似たようなトラブルの中に、機器移設などを行った時にACアダプタなどの電源の取り違えで、今回と同様の症状を発生させることがあります。この症状でのよくあるのがヘッド部分の破損なのですが、モーターや制御基板にトラブルを発生させてしまっていることもあり、作業的に開封作業が必要となるため、重度物理障害での対応が必須となります。しかしながら、復旧成功率という点からでは経験上のお話ですが、成功率は高いほうである感じです。電源トラブルで使用できなくなった機器からのデータ復旧は、ぜひデータ復旧のクイックマンへご相談いただきますよう、お願いいたします。