データ復旧事例

電源が入らなくなったランディスク(HDL2-AAX2)からのデータ復旧(論理障害　神戸市兵庫区　電気工事業)

投稿日：2023.05.09 更新日：2023.05.09

メーカー：アイ・オー・データ製(内蔵：WesternDigital製)
型番：HDL2-AAX2(内蔵：WD10EZRZ)
症状：電源が入らない
障害：論理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

以前使用していたランディスクの入れ替えで1年ほど使用していました。作業中に突然使用できなくなり確認してみると、電源が落ちていたため入れなおしてみたのですが、ほどなくして電源が入らなくなってしまっていました。保存していた事務作業系のデータが重要です。

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診断の結果

障害発生の状態から念のために専用機器にてハードディスクの診断を行ってみたのですが、特に物理的な障害が見当たらなかったため、論理障害で対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

復旧作業で発生するハードディスクに対する負荷をかけないため、専用機器にてクローン作業を行いました。クローン早号の結果、データ領域内の情報は100%で取得することに成功したため、クローンディスク内のデータ領域へアクセスを行ってみました。データ領域内にフォルダやファイルの存在が確認できたため、確認できたデータの一時確保を行い、ファイルのオープン確認を行いました。エクセルデータを30ファイルピックアップしてオープン確認を行ってみたのですが、選択したファイルすべて正常に開くことが確認できたため、復旧作業成功と判断しました。

復旧作業の結果

復旧作業の結果をご報告し、実際のデータを確認したいというご要望をいただいたため、ご来店いただいてのデータ確認を行っていただきました。いくつかのファイルを開いていただいたのですが、すべて開けることを確認いただけたため、取得できたデータを復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

機器トラブルではあまり発生することがないという認識があるのですが、今回のようにハードディスクではなく筐体自身にトラブルが発生してデータを利用できなくなるということもあります。バックアップがあれば、バックアップデータから業務の継続をいう選択肢もありますが、バックアップデータを直接使用できるようなバックアップ方法は、NASの利用環境によって、制限を受ける場合があります。NASやサーバー機を導入される場合は、バックアップ環境を含めた利用環境を確認していただいて導入されることをお勧めします。