クイックマンからのお知らせ
富士通 PRIMERGY(プライマジー)のトラブル対処法・データ復旧業者の選び方
PRIMERGY(プライマジー)は国内メーカーである富士通が開発・販売しているサーバーで、
国内シェアはトップを誇ります。
小規模向けのモデルも販売されていることから幅広い企業で導入されていますが、
規模の小さな企業ではシステム担当者の余裕が無い為、
事前にトラブルの想定ができていないケースや、
担当者の変更時での引継ぎが不十分で保守契約切れにより
トラブル発生時に自力で対応しないといけないといったケースがあります。
こういった不測の事態の際に対処方法を誤ると
最悪データが消滅してしまう恐れがあります。
そうならない為に、
PRIMERGY(プライマジー)のトラブル発生時に
抑えておきたいポイントを解説いたします。
目次
PRIMERGY(プライマジー)の特徴
PRIMERGY(プライマジー)の特徴は大きく3つあります。
【高い信頼性】
PRIMERGY(プライマジー)は冗長化された電源やCPU、メモリ、内部ストレージ、LANポートが備わっており、
ハードウェアトラブルに対して強く安定性があります。
さらに、ホットプラグ(活性交換)に対応しているユニットも多い為、
システムを停止することなく保守対応が可能となっています。
※ホットプラグ(活性交換) サーバー本体の電源を入れたまま部品を交換(着脱)することができる機構。
【システムの柔軟性】
PRIMERGY(プライマジー)にはさまざまな構成のモデルがあります。
小規模なオフィスに向いている小型のタワー型から
データセンターやクラウドサービスに必要なハイエンドラックマウント型まであり、
さらにオプションにより必要に応じてシステムを拡張することができます。
【管理のしやすさ】
PRIMERGY(プライマジー)は国内メーカーが製造・販売している為、
管理ツールやモニタリングが分かりやすくなっています。
特に、管理ソフトウェアである「Server View Operation Manager」では、
複数台のサーバーを集中管理やリモート管理も可能です。
PRIMERGY(プライマジー)故障の原因
1.マザーボード・メモリ・電源ユニットの故障
PRIMERGY(プライマジー)は多数のパーツで構成されていますが、
その中でもマザーボードやメモリ・電源ユニットはHDDの次に故障率が高いパーツになります。
サーバー用のマザーボードは耐久性の高いパーツが使用されているので、
通常のパソコンよりは故障しにくくできていますが、
高熱・振動・経年劣化等によりパーツ故障が発生します。
2.誤消去・誤フォーマット・RAID構成変更
操作ミスによりファイル削除やフォーマット、RAID構成の変更を行ってしまった場合です。
ファイルサーバーは設定しない限りごみ箱機能が無い為、注意が必要です。
また、クライアントの操作を誤ってフォルダの切り取り操作をしてしまい、
フォルダが行方不明になったというケースもあります。
3.HDDの故障
HDDは消耗品であり、平均で4~5年が寿命と言われています。
例外的に5~10年稼働している物もありますが、
通常4~5年以降は故障する確率が非常に高いです。
サーバー用途で製造されているHDDは一般的なPC・外付けHDDより高耐久になっていますが、
4~5年も経てばいつ故障してもおかしくないと考えた方がいいです。
PRIMERGY(プライマジー)故障時の対応方法
1.マザーボード・メモリ・電源ユニットの故障
は、サーバー修理の類になりますので、
保守期間内であれば富士通のサポートにコールし、サービスマンを呼ぶことで
解決しますが、メーカーの保守はあくまで機器やシステムについての保守ですので、
データについては保証外となる可能性があります。
保守契約が切れていたり、機器が古く保証期間を過ぎていたりする場合は
データ復旧が必要です。
2.誤消去・誤フォーマット・RAID構成変更
は、内容により対応が変わります。
誤消去・誤フォーマットであれば復旧ソフトを使用することで
データが取り戻せる可能性もありますが、
そういったソフトを使用した経験が無い場合、
操作ミスにより必要データを上書きしてしまい
完全にデータが消滅するリスクもある為注意です。
また、謝ってRAID構成を変更してしまった場合は、
高度な技術が必要となる為すみやかにサーバーをシャットダウンし、
素直にデータ復旧業者に相談することをお勧めします。
3.HDDの故障
は、重大な障害の場合データ復旧作業が必要です。
PRIMERGY(プライマジー)では複数のHDDでRAIDを構成している為、
1台のHDDが故障してもデータへのアクセスができる場合があります。
管理画面でHDDエラーの通知された、本体のHDDエラーランプが点灯した等
HDDの故障に気が付いた際には、まずはデータアクセスが可能かどうかを確認し、
データアクセスが可能な場合は第一にバックアップを取ることをお勧めします。
バックアップを取った後にHDDの交換を実施しエラーが解消するかを試みましょう。
もしデータアクセスできない場合はむやみに再アクセス、再起動、HDD交換を行わずに
データ復旧専門業者へ相談することをお勧めします。
PRIMERGY(プライマジー)データ復旧業者の選び方
PRIMERGY(プライマジー)には業務データ等需要なデータが保存されていることがほとんどで、
データ復旧に失敗するとそのデータが永遠に失われる可能性があります。
データ復旧を専門におこなっている業者はいろいろありますが、
安心して依頼できる業者を選ぶ際に以下の事項をクリアしている業者を選びましょう。
1.復旧実績と技術力
データ復旧業者の復旧実績を確認することが重要です。
過去に同じメーカー・症状のデータ復旧に成功した実績があるかを確認しましょう
また、データ復旧業者の技術力は復旧の成功率に大きく影響します。
技術力の高いデータ復旧業者は専門のツールやソフトを使い高度なデータ復旧作業が可能です。
供えられている設備や確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。
2.料金
データ復旧の料金は業者によって大きく異なることがあります。
依頼前に料金を確認し予算オーバーしていないかを確認しましょう。
ただし、料金が安いだけで技術力に問題がある・対応が悪い業者に依頼すると、
データが復旧できない・データが完全に失われてしまう可能性があります。
3.口コミを確認する
Google口コミ等、過去利用者の声を確認することも業者選びのポイントになります。
口コミはサクラ投稿など一概には信用できない投稿もありますが、
「復旧できないのに高額な費用を請求された」
「最初高額な見積もりが出て、キャンセルしようとすると費用が一気に下がった」
「今すぐ依頼しないとデータ復旧出来なくなると脅された」
といった明らかに満足度の低い口コミが多い業者要注意です。
データ復旧クイックマンが対応可能なPRIMERGY(プライマジー)機器一覧
RX100シリーズ
RX1330 M1, RX1330 M2, RX1330 M3, RX1330 M4, RX2530 M1, RX2530 M2, RX2530 M4, RX2540 M1, RX2540 M2, RX2540 M4
RX200シリーズ
RX200 S5, RX200 S6, RX200 S7, RX200 S8, RX2520 M1, RX2520 M2, RX2530 M1, RX2530 M2, RX2540 M1, RX2540 M2
RX300シリーズ
RX300 S5, RX300 S6, RX300 S7, RX300 S8, RX350 S1, RX350 S2, RX4770 M1, RX4770 M2, RX4770 M3, RX600 S5, RX600 S6, RX600 S7
TX100シリーズ
TX100 S1, TX100 S2, TX100 S3, TX120 S1, TX120 S2, TX120 S3, TX1310 M1, TX1310 M2, TX1320 M1, TX1320 M2, TX1330 M1, TX1330 M2, TX150 S7, TX200 S7, TX2540 M1, TX2560 M1
TX200シリーズ
TX200 S5, TX200 S6, TX200 S7, TX200 S8, TX2540 M1, TX2560 M1, TX300 S5, TX300 S6, TX300 S7, TX300 S8, TX600 S2, TX600 S3, TX600 S4
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