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日立(HITACHI)サーバの故障時の対処方法・データ復旧業者の選び方について

2023.02.17

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日立グループは日本人なら誰もが知っている大手企業ですが、

パソコンやサーバ機器などIT関連分野では法人向け商品が多く一般の方にはあまり知られていないかもしれません。

最近では、クラウドサービス向けの高性能サーバに力を入れているようで、

一般の会社では日立製のサーバを目にすることが少なくなりました。

2000年代後半から2010年代にかけてHA8000シリーズをはじめ中小企業向けのサーバが多く広まっていた時期もあります。

その時期のサーバは通常であれば入れ替え(リプレイス)されているものですが、

何らかの事情で現在稼働しているものも多くあります。

長年使用されているサーバは年数が立つに連れ故障率も高くなりますで、

クイックマンでは10年前後使用された日立製サーバ機器からのデータ復旧のご相談が少しずつですが増加傾向にあります。

10年以上使用している古いサーバ機器では、

トラブル時に対応を間違えると、症状が悪化してしまい最悪のケースではデータ復旧が不可能になってしまう場合もあります。

 

今回は日立製のサーバの種類、型番の一覧、症状別のデータ復旧方法、

データ復旧専門会社に依頼するときの会社の選び方、注意点などを説明します。

トラブル時の一助になれば幸いです。

 

 

日立製サーバの症例別対処方法

故障したサーバの症状によって、対処方法が異なります。

以下が一般的な症状とその対処法となります。

 

■サーバの電源を入れても一切動作せず起動しない場合

サーバの電源が落ちてしまい、電源を入れ直しても全く動作している様子がない場合は、

サーバの電源を含む筐体のどこかが原因の可能性があります。

故障箇所を特定し部品の交換を行うことでサーバを起動させることができる可能性があります。

 

故障が多い箇所としては以下があります。

・電源

・RAIDコントローラ(RAIDボード)

・マザーボード

 

サーバを導入した保守会社様に対応してもらい対応してもらうことが望ましい状態です。

ただし、動作したタイミングで内蔵されているハードディスクの状態が書き換わってしまい

データを消失してしまうリスクもある為、ハードディスクの保全作業後に行うことが重要です。

 

■ハードディスクが故障している場合

通常のサーバ機器では複数のハードディスクでRAIDを構成していることが多く、

1台のハードディスクが故障してもデータへのアクセスができる場合はあります。

異音などの理由でハードディスクの故障に気が付いた際には、

まずはデータへ正常にアクセスできるかどうかを確認し、

データへのアクセスが可能な場合は、第一にバックアップを取っていただくことが重要です。

 

データのバックアップが取れた後に、ハードディスクの交換等を行い症状が改善するか試みることができます。

 

もし、データへのアクセスができない場合は、むやみに交換や入替を行わずにデータ復旧の専門会社にご相談されることをおススメいたします。

 

■ファイルシステムが破損している場合

ファイルシステムが破損している場合は、

チェックディスクという修復プログラムを実行することでデ正常に起動させることができるようになる可能性があります。

ただし、チェックディスクなどの修復プログラムは、ハードディスクの情報を大幅に書き換えてしまう為、

失敗をすると保存しているデータが破損してしまうこともある諸刃の剣のような作業となります。

チェックディスクを試す前には、内蔵ハードディスクのクローン作製するなど保全作業を必ず行うことが重要です。

 

■データを誤って消去してしまった場合

データを誤って消去してしまった場合は、復旧ソフトを使用することでデータを取り戻せる可能性があります。

復旧の成功率を上げる為には、以下の点に注意する必要があります。

 

①消去してしまったデータが保存されていたパーティション(ドライブ)のデータは書き換えない。

Windows serverの場合、OSが入っていないDドライブのデータを消去した場合、

サーバに復旧ソフトをインストールすることは基本的に問題ありませんが、

OSがインストールされているCドライブのデータを消去してしまった場合は、

復旧ソフトをサーバ本体にインストールすることは絶対にしてはいけません。

 

②データを復元する場合は、外付けハードディスクなどサーバと別の媒体に保存をすること

復旧ソフトを使用することで状況が悪化することがある為、

復旧ソフトの使用経験が豊富でない限りはあまり行わず専門業者にご相談されることをおススメいたします。

 

【まとめ】日立製サーバにトラブルが発生すればどうすれば良いか?

日立製サーバの代表的な障害な症例をご説明させていただきましたが、

日立製サーバにトラブルが発生した場合は、障害原因を特定し適切な対処を行う必要があります。

対処方法を間違えると症状が悪化してしまう可能性も多いにある為、

余程、サーバ機器の取り扱いに慣れている方以外は専門家にご相談されることをおススメいたします。

 

一般ユーザーにとっては、

日立製サーバを導入した保守会社・システム会社にまずは相談し問題の切り分けをしてもらうことが

第一の対処方法です。

保守会社・システム会社がいない場合や、対応が難しい場合は

当社のようなデータ復旧の専門会社にご相談いただく必要があります。

 

正しいデータ復旧会社の選び方

データ復旧を専門に行っている会社は多くありますが、

信頼できる会社を選ぶことが重要です。

以下に、データ復旧専門会社を選ぶ際に考慮すべきポイントを示します。

 

■実績

データ復旧業者の実績を確認することが重要です。

過去にどのようなデータ復旧実績があるかを調べ、

同じような症状のサーバのデータ復旧に成功した実績があるかを確認しましょう。

 

■料金

データ復旧業者の料金は、業者によって大きく異なることがあります。

事前に料金を確認し、自分の予算に合わせて選びましょう。

ただし、料金が安いだけで技術力に問題がある業者に依頼すると、

データが復旧できない、あるいは完全に消失してしまう可能性があります。

 

■技術力

データ復旧業者の技術力は、復旧の成功率に大きく影響します。

技術力の高い業者は、専門のツールや技術を駆使して、高度なデータ復旧作業が可能です。

技術力を確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。

 

■Google口コミで評判を確認してみる

データ復旧会社の中には残念ながら悪質なサービスを提供している会社も一部あります。

そのような会社ではあらゆる手段でインターネット上の自社の悪評を隠そうとしています。

悪評を最も隠すことができない評判情報がGoogleの口コミですので、

ご依頼前に一度ご確認いただくことをおススメさせていただきます。

 

失敗しない業者選びをするために、もっとも信頼できる情報だと思います。

 

宜しければ当社 心斎橋本店のクチコミをご覧ください。

おかげさまで非常に高いご評価を頂き、感謝、感謝です。

僕らにとってこのクチコミは本当に励みです。

 

大阪心斎橋 データ復旧のクイックマン

 

 

クイックマンで対応可能な日立製サーバ機器一覧

BladeSymphony

BS2000 Blade

BS3000 Blade

BS5400 Blade

Compute Blade

CB500

CB520X

CB2500

CB2000

JP1

JP1/Integrated Management

JP1/Automatic Operation

JP1/Performance Management

JP1/Service Management

HA8000シリーズ

HA8000/RS120

HA8000/RS220

HA8000/RS320

HA8000/RS520

TagmaStoreシリーズ

TagmaStore AMS

TagmaStore USP

TagmaStore USP-V

TagmaStore USP-VM

TagmaStore NSC55

Compute Rack

CR16000

CR22000

Xeon E5シリーズ

Hitachi Compute Blade 2500

Hitachi Compute Blade 2000

Hitachi Compute Blade 500

 

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