データ復旧事例

データが完全に消えてしまったポータブルハードディスク(WDBU6Y0020BBK-EB)からのデータ復旧(論理障害　高知県須崎市　自動車関連業)

投稿日：2023.01.19 更新日：2023.01.19

メーカー：WesternDigital製(内蔵：WesternDigital製)
型番：WDBU6Y0020BBK-EB(内蔵：WD20SDRW)
症状：データが消えてしまった
障害：論理障害
費用：39,800円 (税込43,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

お客様情報とそれに伴う写真のデータを保存していました。職場のパソコンに常時接続しているのが不安に感じることがあるため、仕事が終わればパソコンから取り外して持ち帰っていました。昨日データの編集を行おうとパソコンにつなぐと、ハードディスクに保存されているフォルダは表示されたのですが開けなくなり、一度抜いてつなぎ直すとフォルダが完全に消えてしまっていました。エクセルと写真のデータが最重要です。ある程度は記憶をたどって作業をできますが、お客様への報告書などのテンプレートも保存しているので、データを何とか取り戻していただきたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行いました。起動から認識、制御情報へのアクセスについては特に問題ありませんでした。データ領域内へのアクセスを行った際もフォルダ情報は度の確認はできませんでしたが、不良セクタなどの読み込み不能な領域などはなかったため、論理障害で対応することにしました。

復旧作業にチャレンジです

初期診断で確認でいなかった領域も含めてすべての情報取得ができるよう、専用機器にてクローン作業を行い、クローンディスクの作成を行いました。作業の結果、障害ハードディスク内の全領域を取得することができたため、クローンディスク内のデータ領域へアクセスを行ってみることにしました。アクセス確認を行うと、フォルダやファイルの存在が確認できなかったため、解析作業を行ったところ、データが存在しているということが確認できたため、確認できたデータの一時取得を行い、データリストの作成を行って、お客様に確認していただくことしにました。

復旧作業の結果

まずはデータリストにて取得できたデータの確認を行っていただき、データのオープン確認のご案内を行いました。これは確認したいというファイルを10ファイル選択いただいてオープン確認を行ってみたのですが、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できました。この時点で復旧成功とさせていただき、一時取得したデータを復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

データアクセスができなくなるという症状は、物理障害で発生することが多いです。しかしながら、データ領域内に破損があった場合もフォルダ情報が表示されなくなると、症状的には同じような状態に陥ってしまいます。データ復旧のご依頼をいただいた際には、情報の破損かデータそのものが読み出せないのかを判断し作業を行っていくため、信頼度の高いデータとしてのお渡しが可能です。障害が発生した際は、まずはクイックマンへご相談ください。