データ復旧事例

デスクトップで使用していたハードディスク(MQ01ABF050)からのデータ復旧(重度物理障害　香川県三豊市　個人事業主)

投稿日：2022.12.01 更新日：2022.12.01

メーカー：東芝
型番：MQ01ABF050
症状：起動しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

事務作業用に知り合いに組んでもらったパソコンで、3年ほど前に事業を始める際に知り合いに低価格で作ってもらったものになります。自宅兼作業場で猫を飼っているのですが、その猫にたまにパソコンを倒されることがあったのですが、特に故障が起きることがなかったので気にしていなかったのですが、先日倒されたときにパソコンが起動しなくなってしまっていました。パソコンを組んでもらった知り合いからもハードディスクが壊れている可能性が高く、データ復旧の業者に頼むしかないといわれました。必要なデータはエクセルだけですが、それ以外にも取り出せるデータがあれば、できる限り取り出してほしいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

お客様から伺った情報からまずは通電確認を行って稼働状態を知る必要があったため、専用機器に接続して初期診断を開始しました。通電開始後ほどなくしてジープッジープッという独特な異音の発生を確認しました。モーターロックが発生している可能性があり、開封しての作業が必須となるため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封し、モーターロック状態であることを確認したため、強制解除とヘッド交換を行って、専用機器にてハードディスクの起動確認を行いました。挙動が不安定でしたが、制御領域までのアクセスが可能であったため、そのままクローン作業を開始しました。クローン作業の結果、全体領域の97%程度を取得することができましたが、それ以上の領域は傷が入っている可能性が高く取得することができませんでした。作成したクローンディスクを使用してデータ領域内へのアクセスを行ってみたのですが、パーティション情報を読み込めておらず解析作業が必要な状態でした。解析作業を行って確認できたデータの一時取得を行い、取得データ内のデスクトップ上に確認できたエクセルデータが20ファイルほどあったためオープン確認を行ってみると、3ファイルほどのファイル破損を確認しました。現状で取得できたデータのリストを作成し、お客様にお送りしまずは作業の結果を確認していただくことにしました。

復旧作業の結果

お客様にデータリストの確認と作業結果の報告を行ったところ、データ復旧依頼をされるにあたって、必要だったファイルが破損していたことと、保存していたエクセルファイルの数が少ないということであったため、拡張子別で取得できたデータについても案内をし、必要なデータの詳細もお伺いしたうえで、拡張子別で取得したデータのオープン確認も追加で実施してみました。取得できたデータが50ファイルほどであったため、すべてのファイルをオープン確認してみたところ、その中にお客様から伺っていたデータがあることを確認できました。お客様にオープン確認の結果を豪報告し、復旧成功と判断いただけたため、今回の復旧作業で取得できたデータ全てを納品用媒体へ移行させ、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

データ復旧のご依頼をいただいた際にお客様がイメージされる100%の状態でデータの取得を行うことができる場合があれば、そうでない場合もあります。明らかにフォルダの構成などからデータ量が不足していると判断できる場合は、解析作業などを行って追加でデータの取得を行いますし、データリストなどで明らかにデータ量が足りない場合、解析作業を行って追加でデータの取得を行う場合もあります。必要なデータが存在しない場合、できる限りの対尾を行ってデータ復旧を行っているので、安心してご依頼をいただければと思います。障害発生時はクイックマンへデータ復旧のご相談をいただけますよう、お願いいたします。