データ復旧事例

再起動できなくなったリンクステーション(LS-Q4.0TL/R5)からのデータ復旧(物理障害　香川県観音寺市　製造業)

投稿日：2022.11.12 更新日：2022.11.12

メーカー：バッファロー(内蔵：HGST)
型番：LS-Q4.0TL/R5(内蔵：HDS721010CLA632)
症状：再起動できない
障害：物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

営業部門で使用しているNASです。使用者からアクセスが不安定になってたまにファイル保存ができなくなるという報告があったため、昼休みを利用して再起動を行ってみましたが、それ以来電源を入れても起動中を示すランプが点滅するだけで、アクセスができなくなってしまいました。エクセルとパワポとPDFのファイルが重要です。データの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にてNAS内ハードディスクの初期診断を行いました。診断の結果、4台中1台のハードディスクから不良セクタが見つかりクローン作業が必須であることを判断したため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

お預かり機器にて使用されているハードディスクに対して念のために4台すべて専用機器でのクローン作業を行いました。クローン作業の結果、正常と判断した3台のハードディスクの内の1台からも不良セクタの発生を確認し、結果的に2台のハードディスクで物理障害が発生していました。作成したクローンディスクを使用してRAID構成の再構築を行ってみたところ、再構築は特に問題を発生させることなく成功し、データ領域内にフォルダやファイルの存在が確認できたため、データの一次取得を行うことにしました。

復旧作業の結果

一時取得を行ったデータの中でエクセル、パワーポイント、PDFファイルをランダムに選択してオープン確認を行ってみました。選択したファイルすべて正常に開けることが確認できたため、データリストを作成し、復旧作業の完了報告を行いました。データの状態から復旧作業は成功と判断をいただくことができたため、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

初期診断にて正常と判断できていても、実際に作業を行うと実は重症化していることは復旧作業を行っていく中でごくごくまれに発生します。これが重度物理障害であれば、データ復旧の対応手順が変わるため、一度作業を中断して再度お客様に確認を行うということがあります。ほとんどの場合で診断結果を誤った形で報告することはありませんが、初期診断の性格上ご理解をいただければと思います。障害発生時はクイックマンへデータ復旧のご相談をいただけますよう、お願いいたします。