データ復旧事例

他社での依頼したデータ復旧で満足できない結果だったハードディスク(WD30EZRX)からのデータ復旧(物理障害　大阪市北区　土木工事業)

投稿日：2022.10.13 更新日：2022.10.13

メーカー：WesternDigital製
型番：WD30EZRX
症状：データを読めない
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：5日程度

※オプション料金別

お客様より

外付けで使用していたハードディスクに保存していたデータが読めなくなり、とあるデータ復旧業者へ依頼しました。軽度の障害ということでデータ復旧の依頼をしたのですが、納品されたデータのほとんどが破損していてデータ量を確認しても、もともと保存していたと思われるデータ量から比べるとほとんどデータがない状態でした。折角依頼したのに業務を再開できない状態のデータだったので再作業の相談をしたのですが、断られ非常に困っています。作業結果の報告を行うための写真や資料のエクセルが必要です。

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診断の結果

専用機器に接続してハードディスクの初期診断を行ってみました。起動から認識までに特にこれといった障害が見当たらなかったため、論理障害(軽度障害)かな？と思いつつデータ領域内へのアクセスを行ってみると、不良セクタの発生を確認したため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてクローン作業を行い、取得できる限りの情報取得を行ってみましたが、95%程度の領域の情報取得に成功しました。悪政したクローンディスクを使用してデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの構成の存在が確認できたため、そのままお客様から伺っている重要度の高いフォルダ内の保存されているエクセルと写真のデータをランダムにオープン確認を行ってみました。30ファイルほどのオープン確認を行ってみたのですが、そのうちの20ファイル程度が正常に開ける状態でしたが、とりあえずデータの一時確保を行い、お客様に復旧データのオープン確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

梅田大阪駅前店へご来店いただき、復旧できたデータの確認を行っていただきました。お客様に確認作業を行っていただいたところ、提出用のエクセルデータは破損してしまっているので再作成が必要になっている、写真データについても破損が多いけど何とか作り直しができそうとのことで、復旧成功と判断いただくことができました。データ量についても記憶の中で想定していたデータ量はありそうとのことでしたので、納品用媒体へデータの移行を行って、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

初期診断の時点で他社様で納品されたデータを確認させていただきましたが、ほとんどのファイルで破損が発生していたデータでした。初期診断の時点から間違った判断を行った結果であると推測しています。初期診断の段階ではデータ領域全体を確認できないため、たとえクローン作業を必要としないレベルの軽微な障害であっても必ずクローン作業を行ってデータ領域全体に不良セクタが存在しないことを確認し、クローンディスクからデータ復旧を行っています。障害が発生してしまった際は、まずはクイックマンへご相談いただけますよう、お願いいたします。