データ復旧事例

誤ってフォーマットしてしまった外付けハードディスク(SRD0NF2)からのデータ復旧(論理障害　岡山県倉敷市　WEBデザイン業)

投稿日：2022.09.27 更新日：2022.09.27

メーカー：ELECOM製(内蔵：Seagate製)
型番：SRD0NF2(内蔵：ST2000DM001)
症状：誤ってフォーマットしてしまった
障害：論理障害
費用：39,800円 (税込43,780円)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

仕事用のデータ専用に使用していた外付けハードディスクです。依頼された作業を行うためにパソコンにつないだところ、フォーマットしてくださいという表示が出てきてデータが見れなくなったため仕方なしにフォーマットしたところ、保存したデータが消えてしまいました。無料ソフトを試そうとしましたが、個人的なデータではないため、専門の業者へ依頼することにしました。画像や動画、PDFのデータを保存しています。

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診断の結果

専用機器にて初期診断を行ってみましたが、一通りの診断作業で物理的な障害は見当たらなかったため、ハードディスク内に保存されている情報に対して保全作業を行ってから、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にて現状データの保全(クローン)作業を行い、作成したクローンディスクから解析作業を行いました。解析作業の結果、本来のディスク容量を超えるデータの存在が確認されましたが、とりあえず確認できたデータの一時確保を行いました。一時確保したデータの中で、もともと存在していたように思われるフォルダや解析作業にて再構成されたデータなどがあったため、存在していたと思われるデータの中で40ファイルほどをランダムにピックアップしてオープン確認を行ったところ、30ファイル程度が正常に開けることお確認しました。

復旧作業の結果

復旧作業上でのオープン確認作業では復旧可否についての判断が困難であったため、データリストと画像データの一部のサムネイルを作成し、お客様に確認を行っていただくことにしました。リスト上にあるいくつかのフォルダをご指定いただきオープン確認を行ってみたところ、選択したファイルすべてが正常に開けることが確認できたため、お客様へオープン確認の結果をお伝えし、復旧成功とさせていただきました。お客様との確認を行ったうえで、取得できたデータ全てを納品用媒体に書き込み、復旧データとしてお渡しを行いました。

担当技術者より

フォーマットによる既存情報の再構築や誤ってデータを消去してしまった場合、書き込まれている情報からデータの再構築を行う解析作業を行うことがほとんどです。解析作業を行うことで、フォルダの構成情報やファイルそのものの情報が強制的に再構築されるため、今回のようにハードディスクの書き込める容量が2TBであったとしても、その容量を超えてデータが最構築されているということはあります。ほとんどの場合が存在しないデータの再構築となっていることが多いので、開こうとしても破損データとなって開けないことが多いです。間違ってフォーマットしてしまった、うっかりデータを消してしまったなどの障害が発生してしまったら、まずはクイックマンへご相談いただけますよう、お願いいたします。