データ復旧事例

認識が不安定なポータブルハードディスク(HD-TPA1U3-B/N)からのデータ復旧(重度物理障害　高知県高知市　医療関連業)

投稿日：2022.09.20 更新日：2022.09.20

メーカー：東芝製(内蔵：東芝製)
型番：HD-TPA1U3-B/N(内蔵：MQ04UBF100)
症状：認識が不安定
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

写真データのバックアップ用で使用していました。先週もバックアップの為に撮影した写真のコピーを行おうとしたのですが、ハーディスクを読んだり読まなかったりでとうとう完全に読み込まなくなりました。過去のデータも含めてで容量の半分以上は使用していたかもしれません。できる限りのデータの取り出しをお願いします。

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診断の結果

専用機器にて初期診断を行うと、起動できるところまでは確認できたのですが、それ以後の操作を全く受け付けず、認識できるところまでを確認できなかったため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクの開封を行い、データの読み書きを行うヘッド部分の交換を行い、制御基板の調整を行い、専用機器にて改めて状態の確認を行ってみたところ、起動から認識まで正常に行えることを確認できました。データ領域へのアクセスについても特に問題なく行えることが確認できたため。クローン作業を行ったところ、全体領域の99.98%程度の領域の取得に成功しました。作成したクローンディスク内にアクセスし、データ領域内のフォルダやファイルの存在を確認できたため、データの一時取得を行い、一時取得したデータから30ファイルほどをピックアップしオープン確認を行ってみましたが、こちらについても選択したファイルすべて正常に開けることを確認できました。

復旧作業の結果

一時取得したデータから写真データのサムネイルを作成し、お客様に確認をお願いしたところ、データの復旧ができているという回答をいただけました。納品用媒体に一時取得にて確保した写真データの移行を行って、復旧データとしてデータのお渡しを行いました。

担当技術者より

USB端子を使用しているハードディスクでした。ポータブルタイプのハードディスクでは、かなり増えてきたように思います。重度障害が発生してしまった場合、一部物理的に手を加える必要がある場合が多いですが、データ復旧そのものは傷などの深刻な状態が発生していない限りデータの復旧を見込むことができます。認識しないなどの障害が発生してしまったら、まずはクイックマンへご相談いただけますよう、お願いいたします。