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NAS SAN DAS違いと故障時の対応方法を解説【データ復旧業者の選び方】

2022.05.20

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企業のデータはデジタル化され、EXCEL・WORD・PDFといった

電子ファイルという形でやり取りをすることが当たり前の社会になりました。

また、新型コロナウイルス感染拡大防止の為の取り組みとして「テレワーク」も導入される中で、

従来のような紙媒体での社内外の手続きや業務はテレワーク導入の妨げとなります。

そこで注目されるのが「ペーパーレス化」です。

ペーパーレス化はテレワーク導入だけでなく業務負担の軽減や書類紛失のリスク抑制などにも有効ですが、

電子ファイルをやり取りする「ファイル共有」には安全で確実に相手に届くような方法を利用しなければなりません。

 

ビジネスシーンでのファイル共有の代表として、

NAS SAN DASといったストレージシステムを活用する方法があります。

それらストレージシステムでは高耐久HDDが搭載されていたり

RAIDシステムを構成したりしている為、非常にデータ安全性が高くなっています。

 

しかし、そのような障害に対する防御策を取っていたとしてもいかなる障害を防ぐことは現実的に不可能です。

前置きもなく急に使用できなくなったり、バックアップを取れずにデータが消えてしまったりすることがあります。

 

この記事ではNAS SAN DASを導入する上でのメリット・デメリットと故障時の対応方法を解説いたします。

 

【前提】

エラーが発生しているNAS SAN DASから

確実にデータを取り出したい方はまずデータ復旧専門業者に相談してください。

 

【NAS SAN DASの比較】

ストレージシステムの形態は、NAS(Network Attached Storage)SAN(Storage Area Network)

DAS(Direct Attached Storage)に分類できます。

簡単に言えば、ネットワークにストレージ機器を接続するシステムがNASとSANで、

サーバーに直接ストレージ機器を接続するシステムがDASです。

NAS SAN DASにはそれぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。

NAS

NASとはネットワーク接続のストレージ装置です。

よくNASのことをファイルサーバーということがありますが、NASのそもそもの成り立ちが

ファイルサーバー専用機器だったことに由来する為です。

 

メリット

ストレージ機器を既存のネットワークに接続する為、導入が比較的安易

導入コストが比較的安価

 

デメリット

ネットワークに対する負荷が大きく、ネットワーク速度低下の原因となる。

ネットワークが後負荷であるアクセス速度が遅くなる。

 

SAN

複数のサーバーとストレージの間を結ぶネットワーク自体のことを指します。

SANはFC-SANと呼ばれる機器間の通信に光ファイバーやFCスイッチ、

FCP(ファイバチャネルプロトコル)等専用の高速通信機器が使用されます。

 

メリット

ストレージ専用のネットワークを構築する為、アクセス速度が非常に速い

ストレージシステム自体を冗長構成にすることが可能で、冗長化したときの可用性が非常に高い

 

デメリット

専用ネットワーク、専用機器が必要となる為、導入コストが非常に高い

 

DAS

DASはサーバーとストレージ機器をパラレル伝送方式やシリアル伝送方式を用いて直接接続します。

パラレル伝送方式は「SCSI」・「ATA」があり、シリアル伝送方式は「SAS」・「SATA」・「FC」があります。

パラレル伝送方式とは複数の信号線で1ビットずつデータを伝送します。

一昔前まではパラレル伝送方式の方が高速であった為、パラレル伝送方式のインターフェースが多く用いられていました。

しかし、パラレル伝送方式では同時に送り出されたデータを同時に受け取る為に、伝送中にノイズが発生します。

発生したノイズによってデータエラーとなる場合にはエラーを訂正する必要があります。また、データ到着の同期制御も

必要なことから高速化に限界があることがわかっています。伝送技術の進歩とともにシリアル伝送方式のインターフェースの

高速化が進み現在ではシリアル伝送方式が一般的となっています。

 

メリット

サーバーにストレージ装置を直接接続するだけなので、スキルや知識が無くても簡単に導入が可能

導入コストが非常に安価

 

デメリット

アクセス速度はサーバーの性能によって変わる

サーバーで障害が発生するとストレージにアクセスできない

 

【NAS SAN DAS故障時の対応】

1.NAS SAN DAS装置の制御基板やネットワーク部品等のハードウェア構成部品の故障の場合

メーカー修理または保守での対応が可能であることがほとんどです。

保守契約期間中であればメーカーのサポートを受けることで解決することが多いです。

ただし、メーカーの保守はあくまで機械部品についての保守で、データについては基本的に保証外になります。

特にRAIDコントローラーの交換が行われた場合、RAIDの構成を一から再度行われる為

データが完全消失する危険性があります。

現状のデータが必要ということであればデータ復旧専門業者へ依頼されるのが良いでしょう。

 

2.HDDの故障の場合はメーカーサポートへ修理依頼するとHDDの交換作業が行われます。

ただ、メーカー側は修理時においてデータの保証はいたしませんので、

作業を行ってしまうとデータが消滅する可能性があります。

メーカーのサポート対応なので間違いはないだろうと安心して任せてしまう事があると思います。

しかし、メーカーはデータの復旧ではなくあくまでストレージシステムを使えるようにすることを

ゴールとして、保守サービスを提供しています。

データが必要ということであればデータ復旧専門業者へ依頼されるのが良いでしょう。

 

【NAS SAN DASデータ復旧業者の選び方】

1.診断前・診断時の復旧できます!には要注意

問合せの時点で復旧できると言われたので診断を依頼し、

診断時にも復旧できると言われたので復旧作業を依頼したのに

復旧できなかったばかりか作業費用を請求されたという声をよく耳にします。

店舗にメディアを持ち込んだ時に、依頼前にデータの一覧とファイルを開いた画面を見せてもらえた場合のみ

復旧できると信じてもいいですが、持ち込み診断時にすぐにデータが見れるということは、

そもそも故障していない可能性があります。

説明をしっかり聞いたうえで依頼するか、故障していないと感じ取った場合はキャンセルしましょう。

 

2.依頼を迫ってくる会社には要注意

「今すぐにご依頼いただければ復旧できます」

「時間が経つと、どんどん復旧できる確率が下がっていきます」

は営業トークです。基本的には無視しても大丈夫です。

本当に状態が悪かったものが今回たまたま認識したということもあり得るかもしれませんが、

その場合でも「急かす」・「脅す」ような言葉があった場合は注意が必要です。

 

【NAS SAN DASでトラブルの際はクイックマンに是非ご相談ください】

クイックマンは、大手データ復旧会社のエンジニアが独立したベンチャー企業です。

それゆえに、国内最高水準の技術力を保有しています。

また、過剰な広告費など余計な経費をできる限り抑えることで

高額になりがちなデータ復旧をお客様にできる限り安価でご提供しております。

特に、RAID機器やサーバ機器、重度物理障害など比較的費用が掛かるデータ復旧については、

大手の半額以下で対応できることも多くございます。NAS SAN DASのストレージシステムの

トラブルでお困りの際はクイックマンに是非ご相談ください。

 

クイックマン(S&Eシステムズ株式会社) フリーダイヤル:0120-775-200