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SAXAサーバーの障害別データ復旧【起動しない・HDD故障・RAID異常】

2022.04.08

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SAXAサーバーとは主に10人~50人程の従業員数のSOHO/中小企業で

ビジネスデータの管理や共有のために利用されています。

 

SAXAサーバーはファイルサーバーやアプリケーションサーバーとして

利用が可能ですが、このような業務用のシステムやデータを保存する機器に

障害が発生すると企業の業務に大きな影響があります。

 

その為、トラブル発生時の復旧作業は緊急度が高いものになりますが、

メーカー様(保守会社様)の対応で完結するトラブルがほとんどです。

 

しかし、メーカー様(保守会社様)でも対応しきれないトラブルが発生する

ケースも存在する為、当社データ復旧クイックマンのようなデータ復旧専門の業者への

依頼が必要となります。

 

今回は障害の内容に応じて自分自身で対応可能か、メーカー様(保守会社様)で対応可能な障害か、

データ復旧の専門業者に依頼すべき障害かを判断する方法を解説いたします。

 

SAXAサーバーとは?

SAXAサーバーとはWindowsのサーバー用OSがインストールされたネットワーク機器です。

ファイルサーバーやアプリケーションサーバーとして活用されるため常時稼働が

前提となる場合が多く、信頼性・安定性が可能な機器となっています。

 

生産・販売終了製品も含まれますが、

SAXAサーバーは下記のような機種があります。

SB2000シリーズ

SB2000Std

Windows Storage Server 2012 Workgroup

最大接続ユーザー数 50台

 

SB2000Pro

Windows Server 2012 Standard

最大接続ユーザー数 25台

 

SB2100シリーズ

SB2100Std

Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup

最大接続ユーザー数 50台

 

SB2100Pro

Windows Server 2012 R2 Standard

最大接続ユーザー数 25台

 

MW1000シリーズ

MW1000/MW1000(A)

Windows Storage Server 2016 Workgroup

最大接続ユーザー数 50台

 

MW1000Pro/MW1000Pro(A)

Windows Server 2016 Standard

最大接続ユーザー数 25台

 

MW2000シリーズ

MW2000Std

Windows Server IoT 2019 for Storage Workgroup

最大接続ユーザー数  50台

 

MW2000Pro

Windows Server IoT 2019 Standard

最大接続ユーザー数 25台

 

SAXAサーバーは従業員数10~50人程の中小企業の基幹システムや

ファイルサーバーとして使われることが多いです。

 

新しい機種になるほど高機能・高性能・コンパクトになっており、

省スペース化を図ることが可能です。

 

トラブルがあった場合に復旧する観点からすると、

RAID構成情報は最重要項目です。

 

通常はメーカー様(保守会社様)に任せればいいのですが、

メーカー様(保守会社様)で対処しきれないトラブルとなる場合もあります。

 

そんな時にRAID構成情報がわからず対処法を間違え症状を悪化させてしまい、

データ復旧専門業者へ慌てて持ち込むも、完全な復旧が困難になっているケースも多いです。

 

RAID構成情報がわからない場合、

自分自身でのデータ復旧は不可能と考えていただくのがいいかと思います。

 

SAXAサーバーの障害

●電源ボタンを押しても反応しない●

電源ボタンを押しても何も反応が無い場合、電源装置、マザーボードの故障の可能性が高いです。

電源装置、マザーボードを交換すれば正常動作する可能性がある為、メーカー様(保守会社様)に

依頼されるのが安全です。

 

●データを誤って削除した●

ネットワークでサーバー内のフォルダを共有する場合など

ゴミ箱機能が使えないケースがあります。

 

誤消去されたデータを復旧する場合、サーバーのHDDから誤消去データを解析する必要があります。

市販の復旧ソフトなどで対応できる場合もありますが、

ご注意が必要なのは、サーバーを起動したり、サーバーに復旧ソフトをインストールしたりしてはいけない。

ということです。

 

対応を誤るとデータ領域が上書きされ取り戻せなくなる可能性がありますので、

確実に取り戻すためにはデータ復旧業者にご依頼されるのが良いでしょう。

 

●メーカー様(保守会社様)の保守契約が切れている●

メーカー保守契約があるサーバー機の場合、サーバー機の自動検出機能でトラブルが

検出されたときや、修理コールをしたときに当日または翌日にはサービスマンが訪問してくれます。

 

ただし、5年を超えて保守契約が切れている場合や、保守契約の更新をしていない場合など、

保守契約が無いまま稼働しているケースは非常に多く聞きます。

 

そんな状態でトラブルがあった際にはまずはメーカー様(保守会社様)に連絡し

対応可能かどうかを聞き、対応不可能であった場合はデータ復旧専門業者へ依頼しましょう。

 

●メーカー様(保守会社様)に故障HDDが持ち帰られてしまう●

メーカー様(保守会社様)でHDDを交換、RAIDリビルドをおこなった場合、

故障しているHDDは回収されてしまいます。

 

保守契約の内容次第ではありますが、交換する部品は基本メーカーに所有権があり、

回収されるのが普通です。

 

データの復旧に元の故障HDDが必要になることがある場合は

メーカー様(保守会社様)に依頼し必要なデータが復旧できるまで

手元に残す必要があります。

 

●RAIDのリビルド中に正常だったHDDが壊れてしまった●

リビルドの失敗も実際に良く発生します。

リビルド作業はHDDに高負荷をかけますので、リビルド中に別のHDDが故障するケースは思いのほか発生します。

 

同時期に購入したHDDで1台が故障したということは、他のHDDも故障しやすい状態だと注意が必要です。

できればリビルド前に重要データの確保をおこなってください。

 

ただ、すでにHDDが1台故障しているRAIDですので、

あまり高負荷をかけるのは望ましくなく、

判断が難しいようであれば作業前に一度ご相談ください。

 

トラブル解決への道は

近年ではファイルサーバーやアプリケーションサーバーをクラウド化することが主流になってきました。

しかし、オンプレミスのファイルサーバーやアプリケーションサーバーを

ご使用されているSOHO/中小企業も多いです。

 

そのような企業でメーカー様(保守会社様)で対応しきれないレベルのトラブルが

発生することは想定しておらず、マニュアルや対応方法を準備している企業は

ほとんど聞いたことがありません。

 

重要な事は

緊急度が高いほど、焦らずメーカー様(保守会社様)やデータ復旧専門業者を頼る

ことです。

 

緊急度が高いとどうしても焦ってしまい、自分自身で何とかしようと何度も再起動したり

HDDを抜き差ししたりして事態を悪化させてしまうケースをよく見かけます。

 

まずは、メーカー様(保守会社様)やデータ復旧専門業者を頼り、

確実にトラブル解決までの道を作ってもらうことが大切です。

 

クイックマン(S&Eシステムズ株式会社) フリーダイヤル:0120-775-200