データ復旧事例

停電の後起動できなくなったリンクステーション用HDD(Seagate製)からのデータ復旧(重度物理障害　RAID1　岡山県岡山市　サービス業)

投稿日：2022.02.28 更新日：2022.02.28

メーカー：内蔵：Seagate製
型番：内蔵：ST31000528AS
症状：計画停電の後起動できなくなった
障害：重度物理障害
費用：118,000円～ (税込み129,800円～)
期間：約3日

※オプション料金別

お客様より

会社の事務所に設置しているハードディスクが2台入るタイプのリンクステーションでテナントビルの計画停電の終了後起動できなくなりました。リンクステーションの本体の前面にあるランプは赤く点滅していて再起動や電源の放電をしてみても全く起動できない状態です。中に保存していたEXCELやPDFや画像データが重要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器でご郵送いただいた2台のハードディスクの診断を実施した結果、0番のハードディスクは論理障害が発生、1番のハードディスクは重度物理障害が発生していることを確認しました。論理障害の発生しているハードディスクを簡易解析するとデータを確認することができましたが、最終保存日付が1年以上前でした。0番のハードディスクは1年以上前から論理障害が発生していて1番のハードディスクのみで稼働していたと考えられます。最新のデータを復旧するためには1番のハードディスクに作業を実施する必要があります。

復旧作業にチャレンジです

異物混入を防ぐ為にクリーン環境で重度物理障害が発生しているHDDの分解・部品交換作業を実施しました。交換前の状態としては専用機器で通電すると「ﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯ」と異音が発生している状態でした。磁気ヘッドが損傷していると考えられるため磁気ヘッドパ―ツの交換作業を実施しました。交換後専用機器で正常認識できるようになりお客様のデータを確認することができました。

復旧作業の結果

作業の結果確認できたデータを取得し、当社環境でデータ確認作業を実施しました。復旧データの中から拡張子や日付、データ容量が違うデータをランダムに選び通常のパソコンで正常に開けるかどうかを確認しました。確認の結果、30点中30点全て正常に開くことができました。お客様から重要なデータをヒアリングし、そのデータも正常である為ご納品させていただきました。

担当技術者より

リンクステーションでエラーが発生している場合、赤ランプの点滅で教えてくれます。メーカーサイトにて点滅状態とエラーコードの内容を確認していただいてからご連絡をいただきますと、非常にスムーズな対応ができようかと思います。また、状態を知ることで、慌てることなく落ち着いた対応も可能かと思います。慌てた状態で様々なことを試すより、落ち着いて何ができるのかを判断いただく方が、問題解決への道のりは非常に短いと思います。リンクステーションで赤いランプが点灯・点滅している場合は是非クイックマンまでご相談ください。