データ復旧事例

ディスクの認識エラーで起動しなくなったTeraStationからのデータ復旧

投稿日:2017.05.25 更新日:2017.05.25

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障害状況

メーカー:Buffalo   型番:TS5600D1206(2TB×5台構成、RAID5+ホットスワップ)
症状:ディスクエラー  障害状態:起動不可

 

TS5600D1206をファイルサーバーとして使っていました。もともと月初にセルフメンテナンスを行うように設定していました。メンテナンス明けの朝にTS5600D1206にアクセスしようとしてもネットワーク上にTS5600D1206が存在しておらず、管理画面にログインすらできない状態になっていました。本体を確認すると、ディスクエラーの表示が出ていました。ログを確認すると、まず3番のHDDで認識障害が発生したのでTS5600D1206側スワップディスクとの入れ替えを行い再起動をかけると、次は2番のディスクでエラーが発生し、起動ができなくなったようでした。このような状態でもデータって取り出せますか?アクセスのデータとエクセルの一部のデータが大至急必要です。よろしくお願いします。

 

対応内容

TS5600D1206のHDDの診断を行いました。すべてのHDDで物理障害はなかったのですが、認識させようとすると、2番以外のHDDすべてが正常に認識させることができました。2番のHDDについては認識はするがパーティション情報まで読み出せない状態でした。念のため、2番とスワップディスク以外の4台で、RAIDの再構築を行てみましたが、データをお確認することができませんでした。2番のHDDを使用して5台でRAIDの再構築を試みると、一部調整は必要でしたが、パーティション内のフォルダ構成まで読み出すことができました。データの確保を行い、お客様にもデータを確認していただいたところ、確認した範囲内のデータはすべて問題がないということで、データの復旧を完了としました。

 


担当者より


起動エラーが起きた際によくあるパターンです。今回においては、おそらく2番HDDで認識障害が発生していると判断しているのですが、筐体側で最初に3番でのディスクエラーで処理してしまい、ディスク交換後に2番のディスクエラーの処理を行ってしまったことで、今回のような起動不可状態になってしまいました。お客様がイベントログをきちんと残されていたので良かったのですが、ログの管理となると、データ量が多くなってしまう傾向があるため、担当者様レベルではなかなかログ管理は敬遠されがちです。でも管理を行っていただくことで、確認できなかった動きを追っていくことが可能です。状況によっては、復旧スピードを上げていくこともできます。あとは、トラブルから素早く業務を復帰させるためにバックアップを怠らないことも非常に大切です。

 

起動できないTerastationやLANDISKなどのNAS、サーバーなどございましたら、まずはフリーダイヤルからご相談いただきお持ち込みくださいますよう、よろしくお願いします。

 

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