データ復旧事例

エラーランプ点灯で正常起動できないLinkstationからのデータ復旧(物理障害　RAID1　赤いランプ点灯し起動しない　兵庫県尼崎市　サービス業)

投稿日：2021.08.30 更新日：2021.08.30

メーカー：バッファロー製 (内蔵:WesternDigital製)
型番：LS-WH1.0TGLR1 (内蔵:WD5000AAKX)
症状：NASが正常起動できない RAID1
障害：物理障害
費用：99,800円(税込109,780円)～
期間：約1週間

※オプション料金別

お客様より

写真データを保存するために使用していたLinkstationで、20年分のデータをフォルダ分けし整理していました。休み明けに出社してLinkstationのデータを確認しようとするとパソコン画面にエラー表示が出た為、管理画面を見るとLinkstationが正常起動していないことが判りました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

内蔵されているHDD2台を専用機器で診断した結果、HDD２台ともに不良セクタという物理的な障害が発生していることを確認しました。専用機器で修復可能な障害である可能性が高く、適切な処置を実施することでデータが復旧できる可能性がある為物理障害としてご対応させていただきました。

復旧作業にチャレンジです

障害が発生しているHDDのクローン作成作業を行いました。今回ご対応させていただいたNASはRAID1（ミラーリング）で構成されているとのことでしたが、念のため２台ともクローン作成作業を行いました。RAID1の場合でも２台のHDDが全く同じタイミングで故障することは少なく、どちらのHDDに最新のデータが保存されているか判らないためです。２台のクローンHDDを解析し、データの取り出しを行いました。

復旧作業の結果

取り出した２つのデータの更新日付・ファイル数を比較し、最新のデータとファイル数が多い復旧データから当社環境にてデータ確認を行いました。３０点中３０点正常であることが確認できましたので、お客様にもデータの正常確認を確認していただきましたが、重要なデータは開くことができ見る限り復旧できているとのことでした。

担当技術者より

RAID1構成のNAS・サーバー機器からデータ復旧する場合は2台のHDD両方へのデータ復旧の処置が必須となります。ミラーリングの為全く同じデータが書き込まれていると思われがちですが、実はかなり前から1台目のHDDが故障していて1台のHDDだけで稼働していたり2台のHDDのファイル数を調べていると差異があったりするためです。クイックマンではより安全に・より確実にデータを復旧させるために尽力しております。