データ復旧事例

2台のHDDに不良セクタが発生したLANDISK(HDL2-AH4.0)からのデータ復旧(RAID物理障害　アクセスできない　堺市堺区　製造業)

投稿日：2021.08.16 更新日：2021.08.16

メーカー：IOデータ製 (内蔵：東芝)
型番：HDL2-AH4.0 (内蔵：DT01ACA200)
症状：ネットワークから消えた
構成：RAID1 HDD×2台
障害：2台のHDDが物理障害
費用：99,800円(税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

事務所で稼働していたファイル共有用のNASが2日前に突然ネットワーク上から消えました。別の営業所のPCに詳しい者に状態を見てもらうとRAID1で、2台のHDDをPCに直接繋いでも認識されずHDDが故障しているのではないかとのことでした。この中にしか保存していないデータがたくさんあり、何とか復旧できないでしょうか？

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

内蔵されている2台のHDDをそれぞれ診断した結果、両方のHDDに不良セクタが発生しており物理的な障害が発生していることを確認しました。2台のHDDの不良セクタ部分に対して専用機器で物理障害の処置を施すことでデータが復旧できる可能性がある為、NAS機器の物理障害としてご対応いたしました。

復旧作業にチャレンジです

2台のHDDを専用機器に接続し、不良セクタを取り除きながらデータを移行するクローン作業を行いました。まずは正常に読み取ることができるデータを先に取り出し、残った不良セクタ部分を不可調整を行いながらデータを読み取っていきました。作業の結果、2台ともに99.99%以上の精度でクローンHDDを作成することができました。2台のHDDのRAID情報を解析し、RAID1であることが確認できたため、RAID構成の後にデータの取り出しを行いました。

復旧作業の結果

取り出すことができたデータを当社環境にてデータオープン確認を行いました。EXCELやPowerPoint、Word等から20ファイル、CADデータから20ファイル確認を実施しました。確認の結果40点全てのデータが正常に開くことができました。保存用のHDDにデータをコピーしお客様にお渡ししました。

担当技術者より

今回ご依頼いただいたIODATA製のLANDISKのようにネットワークで接続するタイプの外付けHDDは、大規模なサーバーに比べ導入が非常に簡単ですので多くの会社で使用されています。その反面、適切な設定で使用したり、バックアップを取るなどの、データが消失するリスクを考えて運用されていない事も多くございます。トラブルになってから、困らないように最低限のバックアップはとることを強くおススメいたします。万が一のトラブルの際にはクイックマンまでご相談いただければ幸いです。