データ復旧事例

パソコンに接続しても認識できなくないバッファロー製ポータブルHDDからのデータ復旧(重度物理障害　接続しても認識不可　大阪市平野区　通信販売業)

投稿日：2021.07.05 更新日：2021.07.05

メーカー：バッファロー製 (内蔵：Samsung製)
型番：HD-PF500U20-BK(内蔵：HM500LI)
症状：PCに接続しても認識しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円(税込109,780円)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

ネットに掲載する商品の写真や商品の詳細情報のテキストデータを保存していたポータブルHDDで、突然パソコンで認識できなくなりました。何度か抜き差ししたり別のPCに接続したりしましたが、全く反応がないのと電源ランプが点かない状態です。1年前からのデータが特に重要ですが、データ復旧は可能ですか？

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

内蔵されている2.5インチHDDを取り外し、専用機器に接続し初期診断を行いました。診断の結果通電しても駆動系のパーツの動作音が無く、HDDが正常に動作していないことが確認できました。HDDの分解作業や部品交換作業を伴う重度物理障害の処置が必要と判断し、お客様にご提案いたしました。

復旧作業にチャレンジです

ドナーHDDを準備しドナーHDDから損傷している部品の交換作業を実施いたしました。通電ができていない症状が発生していたため、PCB基板から交換作業を行い通電確認を行ってみると正常に動作し認識・制御を行うことができました。正常に認識できるようになったHDDの論理領域を診断すると特に障害は発生しておりませんでしたのでデータを一時確保用HDDに取り出しました。

復旧作業の結果

一時確保した復旧データを当社環境にてオープン確認を実施しました。写真データやテキストデータの日付が新しい者から順に30点ほど確認しましたが、30点全て正常にオープンすることができました。復旧データをお客様にも確認していただくと重要なデータがすべて揃っていると仰られていました。ご納品用HDDにデータをコピーしお渡しいたしました。

担当技術者より

制御基板に異常が発生した際、使用されているパーツの破損が多いです。ただ、ハードディスクの制御情報を保存しているパーツは安全な場合が多く、別ハードディスクの制御基板に乗せ換えてあげることでモーターが回転してくれることは多いです。重度物理障害が発生した際に使用するドナーハードディスクの要件が厳しいため、開封などをされて状態の確認を決して行わないようにしていただければと思います。