データ復旧事例

「フォーマットする必要があります」と表示したポータブルHDDからのデータ復旧（物理障害　フォーマットが必要と表示　京都市南区　医療法人）

投稿日：2021.06.21 更新日：2021.06.21

メーカー：WesternDigital
型番：WD40NPZZ
症状：フォーマットする必要がありますと表示しアクセスできない
障害：物理障害
費用：49,800円(税込54,780円~)
期間：3日程

※オプション料金別

お客様より

仕事利用のポータブルHDDで、突然ドライブが認識されなくなりました。PCに接続すると「フォーマットする必要があります」といったメッセージを表示し、エクスプローラー上から見ることができなくなりました。最初に他の業者に診断してもらったところ、かなり高額な見積もりとなったためキャンセルしこちらへ持ち込みさせてもらいました。

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診断の結果

お預かりした2.5インチハードディスクの診断を専用機器で行いました。通電・認識までは正常に行うことができた為、論理領域（データ書き込み領域）の診断を行うと先頭付近にて不良セクタが多発していることを確認しました。読取調整を行いつつクローン作業を行うことでデータが復旧できる可能性がある為、物理障害としてご対応いたしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にて不良セクタが発生しているハードディスクのクローン作成作業を行いました。まずは正常に読み取ることができる論理領域を先に取得し、次に不良セクタが発生している部分に対してピンポイントで読取調整・負荷調整を行いながらデータ取得作業を行いました。取得作業の結果、99.9%以上の精度でクローン作業が完了しました。

復旧作業の結果

クローンハードディスクを解析し、確認できたお客様のデータを一時確保しました。確保したデータよりファイルオープン確認を実施しました。日付が新しい者から順番にランダムにオープン確認を実施した結果、30点中30点のデータを開くことができました。お客様にもデータを確認していただき、十分に復旧できていると判断していただけましたのでご納品いたしました。

担当技術者より

今回はパソコン本体の保存容量がなく、外付けハードディスクに主要なデータをすべて保存していたという事例でした。容量の増設のためには外付けハードディスクではなくNASを設置することを強くお勧めします。NASであれば他の端末との共有も簡単にできたり、外付けハードディスクと比べ耐久性に優れていたりするためです。クイックマンではNASの導入サポートを承っております。データ復旧させていただいたお客様にNASを導入した実績もございますので是非お任せください。