データ復旧事例

カチカチ音がするテラステーション(TS-WX4.0TL/R1)のデータ復旧(重度物理障害　異音発生　滋賀県草津市　学術関連業)

投稿日：2021.05.06 更新日：2021.05.06

メーカー：バッファロー製 (内蔵：東芝製)
型番：TS-WX4.0TL/R1 (内蔵：DT01ACA200)
症状：カチカチ音がしてアクセスできない
障害：重度物理障害
費用：149,800円(税込164,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

過去の実験データのバックアップ用で使用していました。毎月定期的に過去データのバックアップとして既存データをいどうさせており、今回も同様の作業を行おうとすると、テラステーションが表示されなくなっていました。設置場所へ行ってみるとカチカチという音が聞こえ、その音がテラステーションが発しているものでした。テキストなどの細かいデータがほとんどですが、過去データの蓄積なため作り直しがききません。取り出せる限りのデータを復旧してください。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にて2台のハードディスクの診断を行ってみたところ、1番のアレイにて使用されていたハードディスクから異音を確認し、重度物理障害での対応が必要であると判断しました。2番アレイのハードディスクの診断を行ってみると、こちらについては特に物理的な障害は見つかりませんでした。データ領域内へのアクセスを行ってみると、何かしらのデータが存在しているところまでは確認できましたが、解析作業が必要な状態であったため、重度物理障害の作業を同時進行で対応を粉うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

重度障害のハードディスクを開封しヘッド交換を行って、改めて専用機器にて起動確認を行いました。制御情報まで取得できたため、そのままクローン作業を開始しました。途中で何度かヘッドの交換を行い、99.99%領域取得に成功しました。論理障害のハードディスクについては、クローンディスクの作成を行い、クローンディスクから解析作業後データの一時取得を行いました。取得データの最終更新日付が1年ほど前であったため、お客様に作業進捗の報告を行ったうえで、最悪はこちらのデータをお渡しするということで、重度物理障害のハードディスクの復旧作業を続行しました。

復旧作業の結果

重度障害が発生したハードディスクのクローンからデータの一時取得を行い、オープン確認を行ってみましたが、特に半損はなく、選択したファイルすべて正常に開くことができました。最新更新日付についても、お客様が最後の行われた日付のデータが確認できたため、復旧成功と判断し、データのお渡しを行いました。

担当技術者より

ミラーリングで使用されていると、いつの間にか1台が認識しなくなり、時間が過ぎてもう1台も認識しなくなり、使用できなくなるということはよくあります。機器の定期的なチェックも非常に大切です。複数台のハードディスクを使用するRAID機器のデータ復旧はクイックマンの得意分野です！是非データ復旧クイックマンまでご相談ください。