データ復旧事例

パソコンにつなぐと認識するがカチカチと音が鳴りだすポータブルハードディスク(HV300-4T)からのデータ復旧(物理障害　和歌山県御坊市　医療関連業)

投稿日：2021.04.22 更新日：2021.04.22

メーカー：ATADA製(内蔵：WesternDigital製)
型番：HV300-4T(内蔵：WD40NPZZ)
症状：認識するがデータアクセスを行うとカチカチ音がする
障害：物理障害
費用：54,780円～(税抜：49,800円～)
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

主に写真のデータの保存と資料系ファイルのバックアップと指定使用していました。先日からパソコンにつないでフォルダなどは見えているのですが、一部の写真のデータにアクセスすると、カチカチという音がしてデータが開けたり、ファイルによってはパソコンが固まってしまったりします。最近ではハードディスク自体が読めたり読めなかったりです。別のハードディスクにデータを移そうとしましたが、途中で止まってしまいます。情報漏洩のリスクも考えてバックアップは残していなかったので、まずはデータの取り出しをお願いしたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行ってみました。起動して制御を行える状態にするまでは異常はなかったのですが、データ領域へのアクセスを行うと、データの読み書きができない不良セクタが現れてきたため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

クローン作業にてハードディスクのクローンを作成しました。クローン作業の結果、データ領域全体応99.99%の取得に成功しました。クローンディスクのデータ領域にアクセスを行ってみたところ、フォルダの構成などが確認できたため、データの一時取得を行いました。取得データの中でデスクトップを中心に30ファイル程度をランダムにオープン確認を行ってみましたが30ファイル中30ファイルが正常に開けることを確認しました。

復旧作業の結果

データのオープン確認を行っていただきました。フォルダやファイルの構成を確認いただきそれで確認を完了されて医療としていたので、数ファイルだけですが、復旧対象となっているデータを開いていただき、正常に開けていることを確認いただけました。復旧成功と判断させていただきましたが潜在的に破損データが存在しているリスクはご理解いただいたうえで、納品用媒体にデータのコピーを行って復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

今回の不良セクタの現れ方が、一定の周期で発生しているような状態であったため、ハードディスクのプラッタ面に傷が入ってしまった可能性が高いです。傷が入るとデータの復旧ができない可能性があるということをお客様にはお伝えしていますが、傷の入り方によっては今回のように物理障害でのデータ復旧対応ということもあります。まずはお持ち込みいただき、無料の初期診断をご依頼いただくことで、状態の確認は可能です。ハードディスクのトラブルが発生してしまったらクイックマンへぜひご相談ください。