データ復旧事例

本体から異常音が発生し起動できなくなったノートパソコン(PC-LL750F26W)からのデータ復旧(重度障害　和歌山県和歌山市　小売業)

投稿日：2021.04.12 更新日：2021.04.12

メーカー：NEC製 (内蔵：WesternDigital製)
型番：PC-LL750F26W (内蔵：WD5000LPCX)
症状：ハードディスクから異常音発生
障害：重度障害
費用：99,800円(税込109,780円)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

2年程前まで使用していたノートパソコンで、しばらく使っていなかったのですが使用する用事があったので起動させようとしてみました。ところが起動できず、本体のキーボードの下辺りから異常音が鳴っていました。社内のパソコンに詳しい者に中のハードディスクを取り出してもらいデータを抜き出してもらおうとすると、全く認識できない状態でデータが抜き出せないということです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

内蔵されている3.5インチハードディスクを取り外し、データ復旧専用機器で診断を実施しました。診断の結果、ハードディスクから「カチカチカチ」と異常音が発生していることを確認しました。プラッタを回すモーターもしばらく回転した後止まってしまう為、データ復旧をするためにはハードディスクの分解を伴う重度障害処置が必要であることが判りました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクの分解作業をクリーンルームにて行いました。分解時に埃等の異物の混入を防ぎ、ハードディスクの状態の悪化を防ぐ為です。分解後磁気ヘッドというデータの読み書きを行う部品の交換を行いました。専用機器で状態の確認を行うと正常に認識・制御ができましたのでデータの取り出しを行いました。

復旧作業の結果

クローンハードディスクの作成・データ解析作業を行うことでデータの復旧を行うことができました。復旧データを当社環境でオープン確認した結果、30個中30個のデータ（JPEG画像データやEXCELデータ）を正常に開くことができました。お客様にもデータ確認を行っていただき、納品用メディアにデータをコピーしお渡しいたしました。

担当技術者より

パソコンで使用されているハードディスクは4~5年が寿命といわれています。今回の復旧ケースでは、8年程前に購入されたノートパソコンで2年程前から使用していなかったとのことでした。直接関係があるかは不明ですが、ハードディスクが経年劣化していた可能性があります。使用しないパソコンであってもデータがいつ必要になるかわかりません。データのバックアップを強くお勧めいたします。