データ復旧事例

施工時トラブルで使用できなくなったランディスク(HDL4-H8EX)からのデータ復旧(論理障害　神戸市長田区　製造業)

投稿日：2021.04.06 更新日：2021.04.06

メーカー：アイ・オー・データ製(内蔵：WesternDigital製)
型番：HDL4-H8EX(内蔵：WD20EFRX)
構成：2TB×4台構成、RAID5
症状：起動できない
障害：論理障害
費用：99,800円(税込109,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

新しい作業機材の導入にあたって電気工事が必要だったため、業者に工事を行ってもらっていたのですが、作業が終わってブレーカーを入れると、事務所の家電の一部で破裂音のような音がして、パソコンを含めたほとんどの電化製品が使用できなくなってしまいました。すぐに電気の配線は元通りになったのですが、サーバーで使っていたランディスクの電源が入らなくなってしまいました。CADデータとエクセルワード、写真やPDFのデータなど保存していますが、業務が完全に止まってしまっているため、とにかくデータの復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

初期診断を行う前に、今回のトラブルでデータ復旧専用機器での診断が可能化の確認を行ってみました。ハードディスク自体には焼損の痕跡や異臭などはありませんでしたが、本体からはほんのりと焼けた時にする独特な異臭がしてきました。専用機器にて、4台のハードディスクの診断を行ってみたところ、4台とも物理的な異常は発生しておりませんでした。論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

電気的なトラブルがあったため、必要最低限の負荷で復旧作業が行えるよう、クローン作業を行いました。作成したクローンディスクを使用してRAIDデータ復旧専用機器よりRAID5の再構築と情報の調整を行いました。データ領域へのアクセスを行い、データの存在が確認できたため、データの一時取得を行いました。取得データ内で確認可能なファイルを30ファイルほどランダムに選択し、オープン確認を行いました。

復旧作業の結果

オープン確認の結果、選択したファイルはすべて正常に開くことができたため、復旧成功と判断させていただきました。本来であれば来店でのデータ確認をお願いしているのですが、お客様の都合上どうしても難しかったので、データをもって訪問し、CADデータを中心に現地でのデータ確認を行っていただきました。復旧データの中で優先度が高いと伺っていたデータが無事に復旧できていたことで、復旧成功と判断いただき、データのお渡しを行いました。

担当技術者より

今回のトラブルは、本来使用してはいけない電圧が機器にかかってしまったことによって故障してしまいました。これは事例としては特殊ですが、実はよくあるトラブルの一つでもあります。データ復旧についてご相談いただく中で、使用中の外付けハードディスクに本来使用しているACアダプタとは別の者を使用してしまい、ハードディスクが使えなくなったというトラブルです。メーカーや機器の型番によって、使用される電圧が違うことはよくあります。電圧が高くても低くても破損要因となるため、ACアダプタを使用される際は十分にご注意ください。ハードディスクのトラブルが発生してしまったらクイックマンへぜひご相談ください。