データ復旧事例

【緊急対応】暗号化処理されていた外付けハードディスク(MyBookEssencial)からのデータ復旧(論理障害　滋賀県栗東市　製造業)

投稿日：2021.04.01 更新日：2021.04.01

メーカー：WesternDigital製(内蔵：WesternDigital製)
型番：WDBACW0010HBK(内蔵：WD10EARX)
症状：フォーマットしてくださいと表示される
障害：論理障害
費用：39,800円(税込43,780円)～
期間：24時間以内

※オプション料金別

お客様より

共用パソコンのデータ保存用に使用していました。昨日パソコンの電源を強制的に落として電源を入れなおしてから”フォーマットしてください”と表示されるようになり、データが消えてしまいました。できれば今日中にデータが欲しいのですが、とにかく急ぎでデータが必要です。品質管理や報告書関連のエクセルや写真、PDFのデータがほとんどかと思います。また、秘密保持契約も締結を希望します。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ってみました。ハードディスク自体の認識までは問題なく行えました。内部のデータを確認してみると、データの存在は確認できているのですが、フォルダやファイルが存在しなかったため、ハードディスクの調整を行ってみると、暗号化が施されていることが確認されました。暗号化解除対応を含む論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器を通してハードディスクのクローン作業を行いました。その後、クローンディスクにて暗号化解除作業を行い、解析作業を実施しました。作業の結果、お客様から伺っていたフォルダの一部が確認できたので、取り急ぎデータの一時確保を行いました。一部フォルダ名が変更されているものもあったため、お客様に実際のデータを確認していただいて復旧可否の判断を行うことにしました。

復旧作業の結果

お客様に位置取得を行ったデータの確認を行っていただきました。構成が元通りになったフォルダの一部に必要なデータがあり正常に開けることは確認いただけました。フォルダ名が変わってしまったデータの中にも必要なデータが存在していることが確認できたため、復旧成功と判断いただきました。全データのお渡しとなると、時間がかかるため、会社と連絡を取っていただき、必要最低限のデータのみをとりあえずお渡しし、後日全データを郵送にて納品させていただきました。お客様よりご要望をいただいていた秘密保持契約はクラウドサインを通して契約を取り交わさせていただきました。

担当技術者より

WesternDigital製の外付けハードディスクでは、メーカー標準で暗号化が施されています。データ復旧を行う場合、USBの変換基板などの影響を受けないようにするため、ハードディスク単体の状態にして初期診断やデータ復旧作業を行っていきます。ハードディスクと診断や復旧作業を行う専用機器の間に余計なパーツがあることで診断結果が変わることがあるため、それを防ぐために行っています。ハードディスクのトラブルが発生してしまったらクイックマンへぜひご相談ください。