データ復旧事例

データが見えなくなった暗号化済外付けハードディスク(HD-LC1.0U3)からのデータ復旧(物理障害　大阪府三島郡島本町　製造業)

投稿日：2021.03.11 更新日：2021.03.11

メーカー：Buffalo製(内蔵：東芝製)
型番：HD-LC1.0U3(内蔵：DT01ACA100)
症状：データにアクセスができない
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

事務所が不用心なため、何とかデータ守る方法はないかと出入りの業者に相談すると暗号化の話を聞きいたのですが、なんとか経費を抑える方法をと聞くと、BitLockerがいいと聞いたので、パソコンも含めて対応ができる機器はすべてBitLockerで暗号化をかけました。昨日、請求書を作るための資料を保存しているハードディスクをつないでアクセス用のパスワードを入れてみると、フォーマットをかけたわけでもないのにフォルダがすべて消えていました。こんな状態でもデータの復旧は可能でしょうか？エクセルワードや写真、動画、PDFなどのデータ保存しているハードディスクになります。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ってみました。起動させてから制御可能な状態までは確認できました。そのまま念のためにアクセス確認を行うと、暗号化のパスワードを求められたため、お客様から伺った情報を入力し、アクセス確認を行ってみました。フォルダの構成情報を読み出している際に不良セクタが見つ買ったのですが、データの存在は確認できる状態でした。診断時の状態とお客様から伺った情報との総合的な判断で、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器を使用してのクローンディスクの作成に着手しました。作業を開始した当初は不良セクタが発生していましたが、少しすると、特に異常を検知することなく順調に作業が進んでいきました。ハードディスクに対する負荷調整を行いながら、なんとか99.98%程度の領域所得に成功しました。クローンディスクにアクセスし、こちらも暗号化状態でしたので、解除作業を行ってデータのアクセスを行って身化したが、データの存在を確認できました。データ一時確保を行い、ランダムに30ファイル程度のオープン確認を行ってみましたが、全ファイル正常に開くことができたため、データリストを作成し、お客様にデータの確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

お客様にお送りしたデータリストの確認を行っていただいたところ、多分無事にデータの復旧はできていると思うけど一部きちんと開けるのか確認をしてほしいということで、指定ファイルのオープン確認依頼をいただきました。指定ファイルがすべて正常に開けたため、お客様に結果報告を行って復旧成功とさせていただき、納品用媒体に一時確保したデータをコピーし、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

BitLockerですが、Windowsのパソコンでだけではなく、今回のように外付けハードディスクなどでも暗号化を行うことができます。Microsoftから提供されている機能であるため、無料で使用することが可能です。BitLockerで暗号化を行うと、必ずパスワードがセットになります。パスワードを忘れてしまうと、その時点で、データを取り戻すことはできません。暗号化はデータを守るうえで非常に有効ですが、諸刃の剣とならぬようにパスワードの管理もしっかりと行ってください。ハードディスクのトラブルが発生してしまったらクイックマンへぜひご相談ください。