データ復旧事例

読込ができなくなったポータブルハードディスク（LCH-RK1TU2）からのデータ復旧(物理障害　奈良県天理市　デザイン業)

投稿日：2021.02.06 更新日：2021.02.06

メーカー：LACIE(内蔵：Seagate)
型番：LCH-RK1TU2(内蔵：ST1000LM010)
症状：アクセスするとパソコンが固まる
障害：論理障害
費用：39,800円(＋税)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

もともとMacでデザイン編集を行ったデータの保存とクライアントとのやり取りをWindowsで行うためにデータの保存用で使用していたポータブルハードディスクです。5年ほど前からクライアント環境に合わせやすくするためにWondows環境で仕事を行うようになったため、使うことがなかったのですが、過去に納品したデータが必要になったということで、ハードディスクにつないでみると、何も読込ができないようになっていました。詳細は覚えていませんが、今回必要なデータはどうしても必要になるため、データの復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行いました。確かに起動から認識までは正常に行うことができ、制御情報のバックアップについても問題なく行うことができました。データ領域へのアクセス確認も正常に行うことができたため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてクローン作業を行いました。ハードディスク自体の製造年月が１０年ほど前のものであったため、まずはクローン作業を行いました。作業の途中で何度か挙動が不安定なところもありましたが、ほぼすべてのデータ領域の取得に成功しました。クローンディスクのデータ領域へのアクセスを行ってみましたが、データの確認ができなかったため、解析作業を行うことにしました。解析作業の結果、必要なデータの存在を確認することができたため、データの確保を行い、お客様に確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

確保データの確認をお客様にご準備いただいた環境を使用していただき、今回の重要なデータであるデザイン系データの確認を行っていただきました。10ファイルほど確認していただき、選択いただいた10ファイルすべて正常に開くことを確認いただけたため、納品用媒体にデータをコピーし、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

長期間ハードディスクを使用せずに保管していると、最近はかなり減ってきていますが、全く動かなくなるということがあります。今回のご相談では作業を行っていて読み込みが不安定になることが多かったのですが、物理障害という判断をするまではない状態でした。多少の期間をあけられても動作確認を行っていただけていれば、動作が不安定であれば、別媒体にでーたを移行させることもできます。少しでもリスクを下げるための対応として行っていただくことをお勧めいたします。