データ復旧事例

起動しないパソコンで使用されていたハードディスク（DT01ACA200）からのデータ復旧事例(重度物理障害　大阪府豊中市　製造業)

投稿日：2020.11.26 更新日：2020.11.26

メーカー：自作機(内蔵：TOSHIBA)
型番：不明(内蔵：DT01ACA200)
症状：起動しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：1週間

※オプション料金別

お客様より

主に図面の編集で使用していたパソコンです。最近は新しいパソコンを入れたので、使用頻度は低くなっていますが、Windows7でしか動かないソフトがあったため、LANケーブルを抜いて使用していました。今朝電源を入れると、画面が黒いままで全く反応しなくなってしまいました。基本的に過去のデータしかないですが、どうしてもデータが必要なため、クイックマンさんにお願いすることにしました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

使用されていたデスクトップパソコンからハードディスクを取り出された状態でお持ちいただきました。初期診断のため専用機器にて通電を行うと、電子音のような異音がしてきました。モーターロックが発生している可能性が非常に高く、重度物理障害の対応となります。

東芝HDD_DT01ACA200

復旧作業にチャレンジです

ヘッドのロック状態を強制解除しました。その後改めてハードディスクの診断を行いましたが、複数あるヘッドのうち1本が破損し、データの読み出したできない状態でした。ヘッド交換作業を行い、正常にハードディスクを認識できる状態を作り、クローン作業を実施しました。クローン作業の結果、99.99%以上の領域の情報を取得することができました。クローンディスク内のデータの確認を行うと、論理領域にデータの存在が確認できたため、データの一時確保を行いました。

復旧作業の結果

専用ソフトでの確認が必要なデータが多く、お客様にでーたの確認環境をご準備していただき、データのオープン確認を行っていただきました。お客様にて確認いただいた結果、全てのデータが問題なく復旧できているとのご判断をいたくことができましたので復旧データとして納品しました。

担当技術者より

モーターロック減少については、電源を落とす際に起きることが多いようです。本来であれば、モーターが十分な回転数を保っている間に元の位置へ戻るのですが、ヘッドが戻ろうとしている最中にモーターの回転が弱まり、プラッタに固着することでモーターロックは発生することが多いです。タイミングの要素が強いため、予防策と言えるものがありませんが、あえて言うのであれば、別媒体に大切なデータだけでもバックアップを行っていただくことでしょうか。モーターロックが起きてしまってもクイックマンなら対応が可能です。フリーダイヤルよりご相談ください！