データ復旧事例

落雷・停電から電源が入らなくなったLANDISK(HDS2-UT2.0)のデータ復旧事例(重度障害 RAID1 神戸市灘区　不動産業)

投稿日：2020.11.02 更新日：2020.11.02

メーカー：I-O DATA(内蔵：Seagate)
型番：HDS2-UT2.0(内蔵：ST1000DM003)
症状：落雷と停電後に電源が入らなくなった
障害：重度障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：3日

※オプション料金別

お客様より

事務所が入居しているビルに落雷の影響で停電になりました。停電が復帰してからパソコン周りを確認したところ、ファイルサーバとして使用していただLANDISKの電源が入らなくなっていることに気づきました。同型番のACアダプタを付け替えても電源がはいりません。毎日使用している顧客管理のエクセルデータが最重要でエクセルがないと見込み客への連絡がとれません。なるべく早くデータ復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

内蔵されている2台の内蔵ハードディスクを診断した結果、2台ともに通電してもモータが回転しない状態を確認しました。2台ともに基板損傷が原因と思われる重度物理障害と判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです

内蔵ハードディスクの基板の修復作業を実施しました。2台ともに基板修復を行うことで通電時にモータが回転し専用機器で認識をさせることができるようになりました。次に、クローン作業を実施しました。作成したクローンハードディスクよりRAIDの解析作業を行った結果、RAID１（ミラーリング）で構成されていることがわかりました。2台のハードディスクの整合性を確認した結果、使用容量、ファイル数ともに一致した為、データの確保作業を実施しました。

復旧作業の結果

復旧できたデータを当社環境で確認したところ30点中30点の正常開封を確認しました。お客様から事前にお伺いしていた最重要な顧客管理のエクセルシートも最新の日付のファイルを正常に開けることを確認しました。お客様にもご確認いただき全てのデータが復旧できているとのご判断をいただけましたので納品をさせていただきました。

担当技術者より

今回は落雷、停電時の機器トラブルとのことで防ぎようのない状態だったかと思います。お客様には普段のバックアップをしっかりとお取りいただくことをおススメいたしました。バックアップの取り方は、①同じ機器内にミラーリング（RAID1）でとること②外付けHDDなど別の機器にもバックアップをとること③クラウドなど遠隔地にバックアップを取っておくこと、以上の三点が重要となります。クイックマンではデータ復旧はもとよりデータに関するご相談もお受けしておりますのでお気軽にご相談いただければ幸いです。