データ復旧事例

TS3400DN（バッファロー製テラステーション　12.0TB　RAID5構成）からのデータ復旧事例(内蔵HDD2台から不良セクタ発生、物理障害岸和田市　デザイン事務所)

投稿日：2020.07.29 更新日：2020.07.29

メーカー：バッファロー(内蔵：Seagate)
型番：TS3400DN(内蔵：ST3000VN000)
症状：1番HDDに不良セクタが多発し物理障害が発生
障害：物理障害
期間：3日（一部優先データについては即日、先行納品）

お客様より

仕事でメインのファイルサーバとして使用しているテラステーションにアクセスできなくなりました。2番ハードディスクにエラーが発生しいる様子だったので2番ハードディスク抜きで起動をしてみましたが、データにアクセスできません。その後、2番ハードディスクを再度差込、起動をしてみたところハードディスク全台にエラーが発生してしまいました。素人がこれ以上の操作を行い症状が悪化してしまうといけないのでデータ復旧専門の業者に依頼することにしました。業務で毎日使用しているファイルサーバなのでできる限り早くデータの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

データ復旧クイックマン心斎橋本店にお持ち込みいただき、1時間程度で初期診断対応をさせていただきました。障害の発生しているテラステーションから4台の内蔵ハードディスクを取り出しそれぞれの障害具合を調べた結果、2番ハードディスクと3番ハードディスクに不良セクタと呼ばれる読取のできない領域が発生していることがわかりました。データを復旧する為には、クローン作業が必須となるため、物理障害での対応になります。

復旧作業にチャレンジです

障害の発生してる2台のハードディスクを含め4台全てのハードディスクのクローン作業を実施しました。2番、3番に発生している不良セクタは読取設定を調整しできる限り100％に近い状態に近づけます。作成した4台のクローンハードディスクでRAID5の再構築を行った結果、お客様のデータを確認することができました。確認できたデータの容量が7.5TBと大容量だった為、お客様に優先度の高いデータをお伺いし優先度の高いデータからデータの一時確保を行いました。

復旧作業の結果

復旧できたデータを当社環境でランダムでオープン確認した結果、30点中30点のデータが正常に開けることを確認しました。データ復旧の作業状況と復旧できたデータの状況を総合的に判断し、99％以上の復旧率と判断いたしました。

担当技術者より

今回のデータ復旧では、お客様の業務がストップしている緊急事態であることと、障害機器に保存されているデータが7.5TB以上と大容量であることが問題で、お急ぎのデータを優先的にお渡しする等、お客様のご要望にできる限り対応できるように努めました。クイックマンでは、経験豊富なスタッフが多く在籍しておりますので、お客様のご要望と、データ復旧の実作業の両方を判断し、お客様に最適なご提案をさせていただくことが可能です。