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HPE ProLiant(プロライアント)のデータ復旧で失敗しないためのパーフェクトガイド【大阪・関西版】

2020.07.03

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HPE ProLiant(プロライアント)はhpのサーバーブランドです。

HPEはHewlett Packard Enterpriseの略です。

hpの企業向け製品という事ですね。

ProLiant(プロライアント)はもともとコンパックで発売されていたブランドですが、

hpにコンパックが吸収された後、hpのサーバー部門になりました。

世界シェアトップのDELLに迫る2位、国内でも3位のシェアを誇ります。

 

ダイレクトショップで購入できることもあり数万円~購入可能ですが、

大企業向けのエンタープライズ製品まで幅広く揃っています。

ただ、日本のメーカーのような至れり尽くせりのサポートでは無いため、

事前にリスク管理をしっかりおこなわないと、

トラブル時の解決に戸惑ることも多いです。

 

規模の小さな企業ではシステム担当者の余力が無いため、

サーバー納品時に本来徹底されるべき、トラブルの想定が行われていないケースや、

運用担当者の変更時に引継ぎがなされていない場合、

購入先との保守契約が終了しているなどにより、

データ復旧が必要になる場合があります。

こういった不測の事態に対応法を間違うと、

最悪データを完全ロストする恐れがあります。

 

そういったシステム担当者の皆様のために、

HPE ProLiant(プロライアント)のデータ復旧において、

失敗しないための方法を解説いたします。

 

 

HPE ProLiant(プロライアント)の構成の確認

 

HPE ProLiant(プロライアント)の種類にはタワー型、ラック型、ブレード型がございます。

AIやHPC向けのApolloという製品も発売されました。

 

MLラインはタワー型、DLラインはラックマウント、BLラインはブレード型などが

基本的な製品ラインになります。

ちなみに型番の数字が大きいと搭載されるCPUのプロセッサ数が多くなります。

600シリーズならプロセッサ最大4個、900シリーズなら8個などです。

データ復旧を依頼する場合に特に押さえておきたいのは

 

・RAIDの種類・・・Raid0か? Raid1か? Raid5か? Raid6か?など

・内蔵しているHDDの種類・・・SATA、SAS、SCSI、容量、型番

・RAIDの構成・・・ハードウェアRAIDか? ソフトウェアRAIDか?

・障害が発生した際の症状

 

の4点です。

 

RAIDとは複数のHDDを1本のドライブとして結合させる技術で、

RAIDの組み方によってRAID内でデータの冗長化が可能です。

RAID1やRAID5であれば、ディスクに障害が出た場合も、

リビルドすることによりRAIDを復元することが可能です。

これらRAID構成に関する情報はデータ復旧をおこなう上で非常に重要な情報となります。

最近ではBeyond RAIDなど、より複雑なRAID構成を使うNASメーカーもありますが、

HPE ProLiant(プロライアント)のサーバーではそういった特殊なRAIDは見かけません。

 

 

HPE ProLiant(プロライアント)故障の原因

 

HPE ProLiant(プロライアント)に保存したデータにアクセスできない場合、

その原因にはいくつかの代表的なパターンがあります。

 

1.マザーボードなどの故障

 

サーバーには多数のパーツが使われますが、

その中でもマザーボードや電源パーツはHDDの次に故障率の高いパーツになります。

サーバー用のマザーボードは耐久性の高いパーツを使用しているので、

普通のPCよりよほど壊れにくくできているのですが、

高温、振動、埃などにより徐々に耐久度を失い、

最終的にはハンダのクラックやコンデンサの液漏れ、

基板のショートなどが発生いたします。

 

2.ネットワーク部品の故障(または設定ミス)

 

ネットワーク部品の故障の場合、

サーバー側なのかネットワーク側なのかの切り分けが必要です。

サーバー側が原因の場合、設定ミスで無ければマザーボード破損の可能性が高くなります。

LAN端子が2重化している場合もありますが、

マザーボードが故障した場合はどちらも使えなくなります。

 

3.誤消去、誤フォーマット

 

操作ミスにより削除やフォーマット、上書き、

RAID構成の変更などをおこなってしまった場合です。

ネットワークの共有フォルダでは、特に設定しない限りコゴミ箱機能がありません。

また、誤ってフォルダごと消してしまうなどのトラブルも多いです。

 

4.HDDの損傷

 

HDDは消耗品であり、平均4~5年で壊れると言われています。

もちろん、10年、20年動き続けるHDDもありますが、

サーバー用途などの常時稼働の環境では、

4年、5年も経てばいつ壊れてもおかしくないとお考えください。

 

 

HPE ProLiant(プロライアント)故障時の対応

 

1.マザーボードなどの故障と

2.ネットワーク部品の故障(または設定ミス)については、

サーバー修理の部類になりますので、

保守期間内であればhpのサポートやサービスマンを呼ぶことによって、

解決する可能性があります。

ただ、メーカーの保守はあくまで機械部品についての保守ですので、

データについては保証外となりますのでご注意ください。

保守期間を過ぎている場合、年数にもよりますが、

修理よりも買い替えが望ましい場合もあるかと思います。

その場合、まずはデータ復旧作業が必要です。

RAID構成が絡むとデータの抜き出しは難易度があがります。

できれば専門のデータ復旧業者へ依頼されるのが良いでしょう。

 

3.誤消去、誤フォーマットについては内容により対応が変わります。

誤消去であれば安い復旧ソフトもありますが、、

操作ミスにより復旧可能なデータの上から上書きしていまい、

必要なデータを完全に失うリスクには注意が必要です。

また、スキャン結果と実際の復旧結果に違いがある場合もあります。

誤フォーマットやRAIDアレイの消去の場合は、

素直にデータ復旧業者へ相談されるのが良いでしょう。

ただのパソコンであればそれほど難易度の高い症状ではありませんが、

RAIDアレイの消去などはかなり高度な技術が必要です。


4.HDDの損傷が原因の場合、データ復旧作業が必要です。

メーカーサポートへトラブルの切り分けを依頼すると、

HDD損傷の場合はリビルド作業を指示されます。

ただ、メーカー側は修理時においてデータの保証はいたしませんので、

作業の結果、データをロストする可能性があることまで言ってくれない場合があります。

メーカーの指示なので間違いないだろうと考え従うのですが、

メーカーはデータの復旧では無く、

あくまでサーバーの復旧(データの有無は保証しない)を目指している

ところがポイントです。

 

 

危険度大!?HPE ProLiant(プロライアント)のリビルド作業

 

リビルドはメーカーもトラブル時の解決法としてアドバイスしてくる方法ですので、

失敗するかも?と意識する方は少ないと思います。

しかしながらリビルド中のトラブルが思いのほか多いことはあまり知られていません。

リビルドはHDDに故障があった際に、故障したHDDのみ交換し、

もとのHDDと同じディスクを再構築する作業ですが、

他のHDDも壊れたHDDと同時期に購入したHDDである場合が多く、

そんな中にリビルドという高負荷の作業をおこなうと、

耐え切れずに別のHDDが故障してしまいます。

リビルドに失敗したRAIDは、最悪データ復旧業者でも復旧できない場合があります。

大事なデータである以上、最悪の事態を想定して対処することが重要です。

 

 

HPE ProLiant(プロライアント)のLEDランプがオレンジ色は要注意

 

HPE ProLiant(プロライアント)のHDDランプがオレンジ色の場合は

HDDが故障している可能性が高いです。

この場合、現状でデータが確認できるかどうかによって対応が変わります。

データが確認できる場合は急ぎ、重要なデータをバックアップしてください。

バックアップ完了後、故障したHDDの交換、リビルド作業をおこなってください。

バックアップせずにリビルドするのは危険ですので避けてください。

データにアクセスできない場合は慎重な対応が必要です。

メーカーからFW(ファームウェア)のアップデートを勧められる場合もありますが、

やめておいた方がいいでしょう。

電源が入るにも関わらず、RAIDボリュームへアクセスできない場合は、

HDDの故障+αの障害が発生している可能性が高く、

ここからは判断を誤ると完全なデータロストに陥る可能性がありますので、

データ復旧業者へ相談されることを強くお勧めいたします。

 

 

 

データ復旧業者はサーバーRAID・NASの事例クチコミをみて選ぶ

 

ではデータ復旧業者に騙されないための対策はあるでしょうか?

データ復旧業者のサイトにはどこもいい事ばかり書いてあります。

料金の安さを謳うサイト、信頼度を謳うサイト、速さを謳うサイトなど様々です。

データ復旧に詳しい方なんてのはほとんどいませんので、

業者自身でもない限り、サイトを見てもその良し悪しを判断するのは困難です。

でも素人の方でもデータ復旧業者を見分けるのに有効な方法が2つあります。

 

ひとつはデータ復旧事例です。

データ復旧事例には実際に復旧した事例が掲示されます。

この物量が多い業者はそれだけ経験が多く、

色々な症状にも対応できる可能性が高いです。

逆に事例が少ない業者は、

もしかすると実績の少ない会社であったり、

専門性の低い業者なのかもしれません。

宜しければ当社の復旧事例をご覧ください。

業界でもトップクラスの復旧事例数では無いかと自負しております。

 

データ復旧クイックマン 復旧事例

 

次にクチコミですがgoogleマップにはクチコミ機能があります。

飲食店などでは皆さんも食べログやぐるなびなどをご覧になるかと思いますが、

googleマップにも同じような機能があります。

そのお店の名前で検索するとそのお店の情報が表示されます。

そこには実際に利用された方の感想がクチコミとして掲載され、

平均点数なども表示されます。

件数が少ないと正確性に欠けますが、

ある程度の数があるクチコミならかなりの信ぴょう性があると思います。

ただ、サクラレビューの可能性もありますので、

念のため悪い評価も見ておくのがよいかと思います。

私もどこかへ遊びに行くときなどgoogleマップで検索しますが、

クチコミが悪いお店には絶対にいきません。

失敗しない業者選びをするために、クチコミはもっとも信頼できる情報だと思います。

 

宜しければ当社 心斎橋本店のクチコミをご覧ください。

おかげさまで非常に高いご評価を頂き、感謝、感謝です。

僕らにとってこのクチコミは本当に励みです。

 

大阪心斎橋 データ復旧のクイックマン

 

 

対応可能なHPE ProLiant(プロライアント)の機種一覧

 

ラックマウント型サーバー

 

ProLiant DL980 G7
ProLiant DL585 G7
ProLiant DL580 G8
ProLiant DL580 G7
ProLiant DL560 Gen8
ProLiant DL385p Gen8
ProLiant DL380 Gen9
ProLiant DL380p Gen8
ProLiant DL380e Gen8
ProLiant DL360 Gen9
ProLiant DL360p Gen8
ProLiant DL360e Gen8
ProLiant DL320e Gen8
ProLiant DL320e Gen8 v2
ProLiant DL180 Gen9
ProLiant DL160 Gen9
ProLiant DL160 Gen8
ProLiant DL120 Gen9
ProLiant DL80 Gen9
ProLiant DL60 Gen9
ProLiant DL20 Gen9


タワー型

 

ProLiant ML350 Gen9
ProLiant ML350p Gen8
ProLiant ML350e Gen8
ProLiant ML350e Gen8 v2
ProLiant ML310e Gen8
ProLiant ML310e Gen8 v2
ProLiant ML150 Gen9
ProLiant ML110 Gen9
ProLiant ML30 Gen9
ProLiant ML10 v2
ProLiant MicroServer Gen8


ブレードサーバー

 

ProLiant BL685c G7
ProLiant BL680c G7
ProLiant BL660c Gen8
ProLiant BL620c G7
ProLiant BL465c Gen8
ProLiant BL460c Gen9
ProLiant BL460c Gen8
ProLiant BL420c Gen8



もちろんこれ以外の機種も対応可能です。

まずはお気軽にご相談ください。

 

 

 

クイックマン(S&Eシステムズ株式会社) フリーダイヤル:0120-775-200

 

 

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。

 

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