データ復旧事例

東芝製ポータブルハードディスク(HD-PB50GW)のデータ復旧事例(重度物理障害認識しなくなってしまった大阪府摂津市システム開発業)

投稿日：2020.07.03 更新日：2020.07.03

メーカー：東芝(内蔵：東芝)
型番：HD-PD50GW(内蔵：MQ01ABD050)
症状：ヘッド稼働不調による認識不良
障害：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

お客様からお預かりしたデータを開発作業のために保存していました。何件か客先を訪問しデータを預かって作業に取り掛かろうとしたのですが、HD-PD50GWが認識してくれなくなってしまいました。パソコン本体にデータを置きたくなかったため、お客様のすべてのデータをHD-PD50GWに保存してしまっています。アクセスとテキストのデータが最重要です。秘密保持契約の締結などは可能でしょうか？取り急ぎ梅田大阪駅前店に持ち込みたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

お預かりしたハードディスクを専用機器にて初期診断をしました。非常に小さな音でしたがカチカチ音がしたため、ヘッド破損が起きていると判断し、重度物理障害の案内を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

最初にハードディスクを開封し、目立った傷などがないか確認し、ヘッド交換作業を行いました。専用機器にてクローン作業を行ったのですが、全体の50%は問題なく取得できたのですが、残りの50%の一部に不良セクタを確認しました。最終的に95%の領域取得に成功しました。クローンディスクの論理領域へのアクセスを行ってみると、フォルダの構成が確認できたため、ランダムに30ファイル程度のファイルオープン確認を行ってみました。30ファイルすべてのファイルのオープンに成功したためデータに一時確保を行い、確保したデータのリストをお客様に送り確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

お客様にておそらく必要なデータは復旧できているだろうけど・・・ということで、一部データのオープン確認依頼をいただきました。オープン確認の結果、依頼対象のファイルはすべて正常に開くことができたため復旧作業成功と判断いただきました。確保したデータを納品用媒体にコピーし、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

ハードディスクはほとんどのものが複数のヘッドでデータを分散させて読み書きを行ています。そのため、専用機器でコントロールができる場合、ヘッド単位で情報の取得を行うことができます。ヘッド単位での情報取得ができることで、作業時間の短縮にもつながってきます。そして、クイックマンではご希望されるお客様に対して秘密保持契約を結ぶことも可能です。普段から情報の漏洩を起こさないよう、データの管理を行っておりますので、データ復旧が必要になった際は、お気軽にご相談ください。