データ復旧事例

シリコンパワー製ポータブルハードディスク(SP010TBPHDA60S3K)のデータ復旧事例(論理障害フォーマット要求大阪府吹田市中古車販売業)

投稿日：2019.12.23 更新日：2019.12.23

メーカー：シリコンパワー(内蔵：サムスン)
型番：SP010TBPHDA60S3K(内蔵：HN-M101MBB)
症状：フォーマット要求
障害：論理障害
費用：39,800円(＋税)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

いつもノートパソコンとセットで事務所においてあるハードディスクです。デジカメで撮影したデータをコピーしようとしたのですが、ハードディスクを開きに行くと、”フォーマットしてください”と表示されてデータにアクセスできなくなってしまいました。写真のデータがとにかく重要です。梅田大阪駅前店に持ち込み希望です。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行いました。特に不良セクタや制御情報の破損などが見つからなかったため、論理障害で対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

まずは、専用機器にてクローン作業を実施しました。取得したクローンディスクから論理領域へのアクセスを行いましたが、データが確認できない状態であったため、解析作業を実施しました。解析結果に対して論理領域の確認を行ったところ、フォルダやファイルの情報が確認できたため、データの一時確保を行いました。

復旧作業の結果

取得したデータを確認していただきました。最上層のフォルダ以外はほとんどが元のままであったため、データの確認を円滑に行っていただくことができました。写真データのランダムオープン確認で、30ファイルすべてを開けることが確認いただけました。納品用HDDをお預かりし、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

フォーマットしてくださいという表記が出た場合、私どもでも論理障害か物理障害かの判断はお電話では難しいです。必ずお持ち込みか勇造頂いての診断をお願いしております。また、データ確認の際によくあるのですが、フォルダの構成が記憶と違っていたり、過去に削除したデータが戻っているというご指摘をいただきますが、解析ツールを使用することで、もともと保存されていたデータの再構築が行われますが、その際にフォルダの名称まで読み出せなかったということが多いです。さらに、解析作業はディスクの論理領域全体に対して行う必要があるため、過去に削除されたデータが今回の作業で元に戻っているということはあります。そのため、データ確認を行われる際は、日付情報などを確認しつつ、できるだけ最近のデータを確認対象としていただきますよう、お願いいたします。