データ復旧事例

富士通製ノートパソコン(FMVA33MB)のデータ復旧事例(重度物理障害機器移動後起動不可大阪市淀川区飲食業）

投稿日：2020.05.08 更新日：2020.05.08

メーカー：富士通(内蔵：Seagate)
型番：FMVA33MB(内蔵：ST320LT012)
症状：ヘッド破損による重度物理障害
障害：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

店舗で作業をするためのパソコンなのですが、自宅で使う用事があったため、持って帰りました。そして起動させようとすると、パソコンの反応が全くなくなってしまいました。電源ランプはついています。とりあえず梅田大阪駅前店へ持ち込みたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行いました。非常に小さな音でしたが、通電を開始した瞬間からカチカチという音がしてしまっていたため、ヘッド損傷が発生していると判断し、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封し、ヘッド交換作業を行いました。その後、専用機器にてハードディスクの正常な稼働を確認してからクローン作業を行いました。クローンディスクの論理情報を確認すると、フォルダ、ファイルの構成が問題なく確認できるような状態であったため、ファイルのランダムオープン確認を行い、データの一時確保を行いました。

復旧作業の結果

取得したデータの確認を行っていただきました。写真データをメインに40ファイルほどオープン確認を行われ、問題なく開くことができたため、復旧可能と判断いただきデータの納品を行いました。

担当技術者より

重度障害が発生する原因は代表的な事象はお話しできますが、あくまで可能性です。電気を使用する精密機器である以上、遅かれ早かれいつかは壊れてしまいます。こうすれば絶対に何が起きても壊れないという対処法は知る限りありません。しかし、データは適切な対応を行えば、まず失うことはありません。データの保存方法についてはメリットデメリットがあるため、ぜひご相談いただければと思います。