データ復旧事例

データコピー中に動かなくなったポータブルハードディスクからのデータ復旧（大阪府高槻市　WEBコンサルタント業）

投稿日：2020.03.04 更新日：2020.03.04

メーカー：WesternDigital
型番：WD5000LPVX
症状：認識不良によるアクセス不可
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：1週間程度

対応：梅田大阪駅前店

※オプション料金別

お客様より

仕事用で常に持ち歩いているハードディスクです。3日ほど前からファイルを開いたり保存したりするときにたまにカチカチという音がして重たくなったり軽くなったりと動きがおかしくなってきたため別のハードディスクにコピーしようとしました。すると、1割ほどコピーが進んでからたまにカチカチとなりながらコピーが止まってしまいました。結構重要なデータを保存しているため、多少時間がかかってもいいので、データを復旧させてほしいです。梅田にアポイントがあるので、終わってから梅田大阪駅前店へ相談に伺いたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行いました。起動はしてくれるのですが、データの読み込みが非常に不安定で確かにカチカチ音がするときもありつつなんとか動いているという感じでした。お客様からの要望もあり、物理障害で対応を行うことにはしましたが、状態によっては重度物理障害での対応を行うことを了解いただきました。。

復旧作業にチャレンジです

専用機器を使用してクローン作業を行いました。一通り全体領域を読み出させた後に負荷調整を行って完全に破損してしまった領域と読み出せた領域を分けていくのですが、ほぼ読み出しができない領域のみが残っている状態で、95%以上の領域の読み出しができていたため、まずはデータの確認を行うことにしました。

復旧作業の結果

データのランダムオープン確認を行ってから、お客様にデータの確認を行っていただきました。重要度の高いデータの一部に破損が見つかりましたが、今回の作業においては、ファイル破損が発生することを事前にお伝えし了解をいただいていたため、現状データでのお渡しに了解をいただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

今回は物理障害での対応となりましたが、重度物理障害でデータ復旧作業を提案する可能性が高い状態でした。ヘッド部分のデータの読み出しに時間がかかってしまうとパーツ破損を起こすリスクが高く、破損してからディスク面を傷つけかねないという懸念があるため、状態をきちんと把握してから、お客様に対してはどうして重度物理障害での対応が必要なのか、物理障害での対応となるのかをご案内しています。