データ復旧事例

テレワーク中にトラブルが発生したポータブルHDDからのデータ復旧（大阪府豊中市　事務職）

投稿日：2020.04.22 更新日：2020.04.22

メーカー：SiliconPower（内蔵HDD：Seagate）
型番：MSIP-REM-SLL-D06(内蔵HDD：ST1000LM024）
症状：パソコンにさしても認識しない。ジーっという音がしている。
障害：重度障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：2日

※オプション料金別

お客様より

テレワークの為に、会社のパソコンからハードディスクにデータをコピーして使用していました。パソコンに接続したままの状態でしたが、パソコンを立ち上げてもハードディスクが認識しない状態になりました。別のパソコンにも接続してみましたが認識しませんでした。耳を当てるとジーっという音がしています。会社のパソコンに古いデータはありますが、直近2週間の仕事データがこのハードディスクにしか保存されていない為、大変困っています。なるべく早くデータの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

お預かりしたハードディスクから内蔵されているハードディスク本体をとりだしました。専用機器で診断した結果、通電時にモータが回転していない状態と、お客様からのご申告通りブーっという異音が発生している状態を確認しました。モータが回転しない為、データ復旧を行う為には、ハードディスク本体の分解作業を行う必要があります。重度障害と判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスク本体を開封し状態を確認した所、データの読み書きを行うヘッドパーツがデータが記録されているプラッタ上で停止している状態を確認しました。ヘッド吸着やモータロックと呼ばれる状態です。ヘッドパーツを正常な待機位置に戻し動作の確認を行いました。専用の機器で制御を行い認識させることができる状態でしたのですぐにクローンの作成を行いました。途中、不良セクタが発生しておりましたが読取時間を調整する等をおこない99%以上の精度のクローンを作成することができました。クローンハードディスクを確認したところ、お客様の必要なデータを確認することができました。

復旧作業の結果

復旧できたデータをランダムに選びオープン確認を実施しました。オープン確認したデータは全て問題なく開くことができました。店頭でお客様にも直接データのご確認をいただき必要なデータを全てそろっていることと正常に開けることをご確認いただきました。99%以上の復旧率と判断いたしました。

担当技術者より

テレワーク中のデータに関するトラブルのご相談が増えてきています。今回のケースは典型的なご相談でした。社内からデータを持ち出す場合はセキュリティの問題もあるかと思いますが、個人でデータを管理する際ににはトラブルの発生率も高くなりますのでバックアップをしっかりととっていただくことを強くおススメいたします。