データ復旧事例

ネットワークから見えなくなったLANDISKからのデータ復旧

投稿日:2019.08.28 更新日:2019.08.28

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メーカー:アイ・オー・データ
型番:HDL-Z4WM8C2
症状:RAID崩壊
障害状態:論理障害
費用:定額149,800円
期間:4日程度

※オプション料金別

お客様より

バックアップデータの保存先として使用しつつ核に対応したお客様の情報を再利用するためのデータの履歴用サーバーとして使用していました。お客様へのデータが出来上がり、納品も完了したため、サーバーにデータを移そうとしましたがネットワーク上がから消えてしまっていました。管理をしている社員に対応を依頼しましたが、壊れているため今は使えないということでした。今すぐに必要というデータはないですが、もう少しすると確実にデータが必要となってきます。デザインのデータがほとんどです。よろしくお願いします。


診断の結果

使用されている4台のハードディスクの診断を行ってみましたが、診断専用機器上では起動から認識まで正常に行えている状態でした。RAIDのデータ復旧機器に接続し、RAID情報の再構築を行っていると、パーティションの情報が読み出せないディスクの存在を確認しました。論理障害と判断し、診断の結果をお客様にお伝えしました。

復旧作業にチャレンジです

お預かりしたハードディスクからディスクイメージを取得し、イメージ情報からRAIDの再構築を試みると、2台のディスクイメージからパーティション情報が欠落していることが判明しました。4台分のイメージ情報でRAIDを再構築し、データの確認を行ってみましたが、一定時期からのデータの破損率がたかったため、RAIDのディスク構成から再度調査を行い、取得したイメージの一部を使用せずにRAID環境の再構築を行うと破損していると思われたデータを開くことが確認できました。データの一時取得を行いお客様に最終のデータ確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

取得したデータの確認を行っていただきました。illustratorのデータがほとんどだったため、お客様にてデータの確認環境を準備していただき、確認作業を行っていただきました。取得できたデータが正常に開けることを確認いただけたため、復旧データとしてお渡ししました。

 

担当技術者より

RAID5は3台以上のハードディスクもしくはSSDを使用して構築します。特徴はRAID5を構成するディスクのうち1台が故障してしまっても、残りのデバイスで稼働し続けることができ、1回限りですが、故障したデバイスを交換することで、継続して使い続けることができます。今回は一定の時期から1台のディスクが認識せず故障ディスク扱いとなってしまったため、3台で動き続けていました。そのため、当初のRAID構成ではデータアクセスができない状態でした。RAIDを使用している機器の復旧は、1台のハードディスクからの復旧より構造解析などでお時間をいただくことがあります。

まとめ

ネットワーク上から見えなくなったLANDISKでもクイックマンなら対応が可能です。お困りの際には、まずご相談いただけますようお願いいたします。

嶌津 篤勝(しまづ あつかつ)
幼い頃から様々な機器の分解が大好きで、ハードディスクの分解組み立てスピードと正確さはクイックマン随一の分解スピードマスター。精度も高く、分解成功率はなんと98%以上!頼れる分解技術者です。

 

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。

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