データ復旧事例

上野データ復旧事例～　上野の飲食店で発生した「ポータブルHDDのフォーマット要求」トラブルを解決！

投稿日：2025.02.21 更新日：2025.02.21

メーカー：バッファロー(Buffalo)製
型番：HD-PCG2.0U3-GBA　容量：2TB
症状：認識できない
障害：論理障害
期間：7日間

～上野受付店データ復旧事例～　お客様より

お客様は上野で飲食店を経営されており、店舗のメニュー写真やイベント写真、お客様との思い出の写真を保存していたBuffalo製ポータブルHDD（型番：HD-PCG2.0U3-GBA、容量2TB）が、久しぶりに接続した際に「フォーマットしてください」というエラーメッセージが表示され、フォルダを開くことができなくなったとご相談をいただきました。データのバックアップはなく、「とにかく元の状態で復旧してほしい」とのご要望でした。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

～上野中央受付店データ復旧事例～　診断結果

お客様の要望ではんこ屋さん21上野受付店にご来店頂きました。はんこ屋さん21上野受付店でお受付して頂き、本社ラボへ移送。

HDDをデータ復旧専用機器に接続し、ハードウェア的な異常がないかを確認したところ、物理的な故障は見られず、論理障害（ファイルシステムの破損）によるトラブルであることが判明しました。HDDのファイルシステムが損傷しHDDが認識されず、フォーマット要求が発生していたため、データの論理構造を慎重に解析する必要がありました。

お客様に診断結果を報告し、「イメージ取得を行い、破損したファイルシステムを解析・修復することでデータを復旧できる可能性が高い」ことを説明。データの完全復旧を目指し、作業を進めることとなりました。

～上野中央受付店データ復旧事例～　復旧作業開始

まず、障害が発生したHDDのデータをそのまま操作すると状況が悪化する可能性があるため、専用機器を使用してディスクの完全なイメージを取得しました。このイメージデータをもとに解析を行い、破損したファイルシステムの修復を試みました。

解析の結果、HDD内部のデータ構造は部分的に破損していましたが、フォルダ情報やファイル名は維持されている状態でした。高度なデータ解析を実施し、元のフォルダ構造を復元しながらデータを取り出す作業を行いました。特に、お客様が重要視していた写真データは、確認しながら復旧を進めました。

しっかりプランでの作業になり作業期間は10日間を要しましたが、HDD内のデータの99.99%以上を復旧することに成功しました。

～上野中央受付店データ復旧事例～　復旧完了

復旧したデータを確認していただいたところ、「メニューの写真やイベントの写真が元の状態で戻ってきて本当に安心しました！」と大変喜んでいただけました。特に、お客様との思い出の写真が無事に復旧されたことで、店舗の大切な歴史が失われずに済んだことに安堵されていました。

また、復旧したデータはお客様の希望により、新しいHDDに保存し、長期的に安全に保管できるような環境を整えました。

～上野中央受付店データ復旧事例～　技術員より

今回のように、長期間使用していなかったHDDを突然接続すると「フォーマットしてください」と表示されることがあります。これは、ファイルシステムの破損や、接続環境の変化による影響で発生することが多いため、以下の点に注意するとトラブルを防ぐことができます。

定期的にデータをバックアップする
外付けHDDに保存しているデータは、別のHDDやクラウドにバックアップを取ることで、万が一の故障時にも安心です。
突然のフォーマット要求には応じない
「フォーマットしてください」と表示されても、すぐにフォーマットを実行せず、専門家に相談することが重要です。フォーマットを実行すると、データの復旧が困難になる可能性があります。
安全な取り外しを心掛ける
HDDを抜き差しする際は、必ず「ハードウェアの安全な取り外し」を実行し、データの破損を防ぎましょう。