データ復旧事例

～明石市出張データ復旧事例～持ち出し不可のLinkStationから重要図面データを救出

投稿日：2025.02.17 更新日：2025.02.17

メーカー：バッファロー(buffalo)製
型番：LS220D0402G 容量：2TB×2
症状：アクセス出来ない
障害：複合障害（物理障害+RAID障害）
期間：2日間

明石市出張データ復旧事例　お問合せ内容　

明石市にある製造業の企業様から、業務用のNASであるバッファロー製LinkStation（LS220D0402G）に突然アクセスできなくなったとの緊急のご相談をいただきました。2TBのHDDが2台搭載されたこのNASには、現在進行中の重要な図面データが保存されており、業務の進捗に直結するため、できる限り早急な復旧を希望されていました。さらに、機密性の高いデータであったため、機器の社外持ち出しは不可という条件があり、現地での出張データ復旧が必須となる案件でした。

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明石市出張データ復旧事例　診断結果のご案内

お客様のオフィスに出張し、LinkStationを診断したところ、2台のHDD両方に物理障害が発生しており、不良セクタが複数確認されました。これにより、RAID構成が崩壊し、データ領域へのアクセスが完全に遮断されている状態でした。事前に他の業者に依頼された際には「2台同時障害のため対応不可」との診断を受け、復旧は難しいと諦めかけておられました。しかし、弊社では専門的な機器と技術を駆使することで、現地作業でも復旧が可能であることをご説明し、作業開始の了承をいただきました。

明石市出張データ復旧事例　復旧作業

初めに、データ復旧専用機器を使用し、障害のあるHDDのクローン作成を試みました。2台とも不良セクタが存在していましたが、読み取りモードを調整しつつ慎重に作業を進め、可能な限り精度の高いクローンディスクを作成することに成功しました。その後、クローンディスクに差異が無いかどうか確認した所、更新日時に大きな差がある事が分かりました。1台のHDDはかなり前に止まっており、1台のHDDだけで動作していたようです。最新のデータが保存されているHDDを専用機器に接続した上、専用機器でLinkStation特有のXFSファイルシステムを解析し、データ領域へのアクセスを確立しました。データ容量や障害状況を考慮し、重要度の高い作業中の図面データを優先的に抽出して復旧を進めました。

明石市出張データ復旧事例　作業結果

出張作業開始から約12時間後、最も重要であった図面データを含めたすべてのデータ無事に復旧することができました。作業後にお客様と共に復旧データを確認したところ、作業中の設計図面が問題なく開けることが確認され、大きな安堵の表情を見せていただきました。特に、機器をオフィス外に持ち出すことなく復旧を完了できたことに驚かれ、「最速で必要なデータを取り戻せて本当に助かった」と感謝の言葉をいただきました。

明石市出張データ復旧事例　技術員より

NASはRAID構成によりデータを保護していますが、今回のように複数のHDDが同時に障害を起こすケースも珍しくありません。特に、LinkStationのような家庭用・中小企業向けのNASでは、長期稼働や通気不良によるHDDへの負荷が蓄積されやすくなります。定期的な健康診断やSMART情報の確認、重要データのバックアップを外部ストレージやクラウドに取る習慣をつけることで、突然の障害リスクを大幅に軽減できます。また、障害発生時には自己判断で再起動や再構築を試みず、速やかに専門業者に相談することが復旧率を高める重要なポイントです。

明石市出張データ復旧事例　まとめ

今回は、明石市の製造業のお客様より、LinkStation（LS220D0402G）が突然アクセス不能になったとのご相談を受け、機器の持ち出し不可という制約のもと出張作業でのデータ復旧を実施しました。2台のHDDに物理障害が発生している難易度の高い状況でしたが、慎重な作業によって重要な図面データを無事に取り戻すことができました。
「LinkStationが突然使えなくなった」「機密データのため社外への持ち出しができない」といった場合も、弊社の出張データ復旧サービスで迅速に対応いたします。データトラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。