データ復旧事例

船橋から重度障害のご相談！立ち上がらなくなった経理用PCから確定申告用データを無事復旧！

投稿日：2025.02.17 更新日：2025.02.17

メーカー：東芝製
型番：dynabook　W6PZHU7EAB　容量：512GB SSD+1TB HDD
症状：起動しない
障害：重度物理障害
期間：10日間

～船橋南口受付店データ復旧事例～　お客様より

千葉県船橋市の小売業をされているお客様から「パソコンを落としてしまい、立ち上がらなくなった」とのご相談をいただきました。使用していたのは東芝製のW6PZHU7EABで、ストレージは512GBのSSDと1TBのHDDが搭載されています。電源を入れるとメーカーのロゴが表示されるものの、その先に進まない状態で、訪問した業者からは「HDDが壊れているため復旧は不可能」と告げられたそうです。しかし、HDDには確定申告に必要な重要データが保存されており、「何としても復旧してほしい」という強いご要望でした。

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～船橋南口受付店データ復旧事例～　診断結果

お客様より近隣店であるはんこ屋さん21船橋南口受付店に持ち込みたいとご要望を頂き、ご来店頂きました。店頭でお預かりし早速本社ラボへ移送。状態を確認するとメーカーロゴの後起動が止まる症状を確認。BIOSで確認するとHDDを認識できていない状態でした。HDDを取外し確認するとWindowsが起動する事が分かりました取り外したHDDの状態を専用の診断機器で確認しました。その結果、HDDには重度の物理障害が発生しており、特に磁気ヘッドが損傷していることが判明しました。これはHDD内部の読み取り装置がデータを読み取れない状態であり、一般的なデータ復旧ソフトや市販のツールでは解決が難しい障害です。加えて、落下の衝撃によるプラッタの一部損傷も考えられ、慎重な作業が求められる状況でした。

～船橋南口受付店データ復旧事例～　復旧作業開始

復旧作業は、クリーンルーム環境でのHDD分解から開始しました。埃や微細なゴミがHDD内部に入るとデータ復旧の成功率が大幅に下がるため、無菌状態での作業は必須です。難易度は高いものの、ベテランの技術者が対応を行い無事移植を終える事が出来ました。

次に、損傷した磁気ヘッドを同型の正常なヘッドに交換し、専用機器を用いてディスク全体のクローン作製を行います。物理障害があるHDDは動作が非常に不安定ですが当店の専用機器はセクター単位のデータアクセスが可能です。専用機器で磁気ヘッドを制御し、初めは障害が発生していない領域のデータ回収を実施。その後、物理障害が発生しているデータ領域にアクセスし、負荷をかけて出来るだけ多くのデータを回収していきます。結果、99.9%以上のでデータを回収しクローンディスクを作製する事が出来ました。

最後にパターン解析を行い、確定申告関連のフォルダを優先的に確保し、破損データが発生していないかをリモートで確認して頂きました。

～船橋南口受付店データ復旧事例～　復旧完了

最も重要視されていた確定申告関連のデータは完全な形で復旧できたことを確認し、お客様に復旧完了のご報告をしました。データを実際にリモートで確認されたお客様は、「他社で復旧不可と言われたデータが戻ってきたなんて信じられない」と驚きとともに大変喜んでいらっしゃいました。期限が迫っていた申告手続きも予定通り進められるとのことで、安堵の表情を浮かべていらっしゃいました。

～船橋南口受付店データ復旧事例～　技術員より

パソコンの落下によるHDD障害は、見た目に問題がなくても内部に深刻なダメージが及んでいる可能性があります。今回のように磁気ヘッドが損傷すると、無理に再起動を繰り返すことでデータが上書きされたり、プラッタ表面に傷がついて復旧が不可能になるリスクが高まります。パソコンを落として立ち上がらなくなった場合は、電源を切り、速やかに専門業者に相談することをおすすめします。また、確定申告など重要なデータは、クラウドストレージや外部HDDを活用し、定期的なバックアップを取ることでリスクを軽減できます

～船橋南口受付店データ復旧事例～　まとめ

今回は、船橋市のお客様からの「パソコンを落として立ち上がらない」というご相談に対し、物理障害が発生したHDDから確定申告関連データを無事に復旧することができました。重度の障害であっても、適切な設備と技術があればデータを取り戻せる可能性は十分にあります。船橋でパソコンが突然立ち上がらなくなり、重要なデータが必要な場合には、ぜひ当社までご相談ください。お客様の大切なデータを守るため、全力でサポートいたします。