データ復旧事例

【TVで紹介】ディスク交換に失敗したTerastation(WS5420DN04W2)からのデータ復旧（高知県高知市　法人様）

投稿日：2025.02.04 更新日：2025.02.04

メーカー：アイ・オー・データ製
型番：WS5420DN04W2
お客様からの症状：データが見れない
障害：物理障害
期間：24時間以内(先行納品分のみ)

お客様より：WS5420DN04W2のディスク交換を行ってもデータが見れません。

お客様からWS5420DN04W2のデータが見れなくなったとのことで訪問し、筐体の確認を行ってみるとディスクエラーが発生していました。エラー対象となっているディスクの交換を行ってみましたが、データアクセスを行うことが出来なかったため、組み合わせを変えて再度データアクセスを行ってみたのですが、それでもデータアクセスができなくなっています。お客様の業務が完全に止まってしまっているとのことですので、とにかく急ぎでのデータ復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断の結果、3番のディスクにて物理障害を発生させていることを確認しました。

とにかくお急ぎというご要望をいただいたため、出張でのデータ復旧をご案内し了承をいただけたため、現地へ訪問してまずは初期診断を行いました。ディスクの組み合わせを変更されたとのことでしたが、障害発生時にディスク構成までは戻すことが出来たため、障害発生時に使用されていたハードディスクに対して初期診断を行ってみると、3番のハードディスクから物理障害の発生を確認しました。担当者様へ確認を行ってみたところ、3番ディスクはディスクエラーが発生していなかったとのことでした。とにかく急ぎでデータが欲しいというご要望をいただいたため、特急対応についての案内を行ったうえで、データ復旧対応を行うことにしました。

WS5420DN04W2のデータ復旧作業にチャレンジです

復旧専用機器にて3番ディスクのクローン作業を行って正常に使用できている1番、2番、4番のディスクと併せてRAID5の再構築を再構築を行うことにしました。それぞれのディスクで確認できた情報の一部に差異があったため、調整を行ってRAID5の再構築を行ってみると、データの存在を確認できる状態になっていました。一部のフォルダに対してデータの一時取得を行ってオープン確認を行ってみたのですが、選択したファイルはすべて正常に日開けることが確認できました。保存されているデータ総量の計測も行ってみたのですが、2TB近くあったため、再構築した環境で優先度の高いデータを先に取得して先行納品という形で納品を行うことにしました。

復旧作業結果：WS5420DN04W2からのデータ復旧に成功！

取得可能なデータ量からの作業完了想定をお話ししたうえで、優先との高いデータのみをお渡しすることに了承をいただけたため、再構築を行った状態からフォルダ単位でデータのピックアップを行っていただき、データの一時確保を行いました。一時取得を行ったデータをお客様の社内にて確認を行っていただいた結果、復旧成功と判断をいただけたため、先行納品分データとしてお渡ししました。残りのデータについては一度機器をお預かりし、改めて全データの取得を行ってから復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：WS5420DN04W2のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

今回のデータ復旧では、お客様側でかなりリスクの高いトラブル対応を行われていました。実は、ディスクエラーが発生した際の交換作業自体もデータを失うリスクが高い作業なのですが、もともと運用されているディスクの構成からの組み換えを行ってしまうと、RAID5のデータの読み出しルールとは違う情報を読み出すようになってしまう、最悪は全データがクラッシュしてデータ復旧ができなくなるということにもなりかねません。ディスク交換自体もデータ復旧エンジニアの観点からでは絶対に行っていただきたくはない作業ですが、ディスク構成の組み換えはそれ以上に行っていただきたくない作業です。データ復旧のご依頼をいただいた際にできる限りたくさんの大切なデータを復旧させていただくためのもご理解とご協力をお願いいたします。