データ復旧事例

～三宮 Synology 緊急データ復旧事例～全くアクセス出来ないRAID1構成のDS218jから特急でデータ復旧に成功

投稿日：2025.01.06 更新日：2025.01.06

メーカー：Synology
型番：DS218j　容量：4TB×2
症状：アクセス出来ない
障害：複合障害（物理障害+RAID障害）
期間：4日間

三宮 Synology データ復旧事例　お問合せ内容

取扱商品やオリジナル商品のカタログやWEB広告、バナー、ショップ用画像等、画像データを保存しているNASが突然アクセスが出来なくなりました。設置場所に行ってみるとアラーム音が鳴っており、NASに付属していたソフトで見てみると内蔵のHDD2台ともにステータス異常を知らせる表示がありました。色々調べてみるとHDDの物理的な障害が原因の様で、サポート業者に依頼しようと電話しましたが対応できないと断られました。必要なデータがたくさんありますので何とか少しでも多くのデータを復旧してほしいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

三宮 Synology データ復旧事例　診断作業と結果のご案内

付属のソフトDSMでステータス異常が発生しているSynology社製NASをお持ち込み頂きました。データ復旧復旧専用機器で無償初期診断を行います。専用機器からデータ領域にアクセスできるものの、両方のHDDからいくつもの不良セクタを確認する事ができました。2台のハードディスクでデータ量に相違があることから1台については既に故障している状態と利用していたと思われ、恐らく1台で動作を続けてて、ミラーリングも出来ていない状態で使用されていたと判断しました。物理障害の対処とRAID障害の処置を行う事でデータ復旧が出来る可能性があることをお伝えすると、特急での作業依頼を頂きました。

三宮 Synology データ復旧事例　復旧作業

まず初めに2台のHDDのどちらにより新しいデータが保存されているかを確認します。各HDDを解析しRAID1で構成されている事が確認できました。さらに直近でご利用になられていたファイルのメタデータを見比べるてみます。同じファイル名で更新日時に差異があるものを確認する事が出来ました。より新しいファイルが保存されていたHDDが直近まで動作していたHDDになります。

次にこのHDDのクローン作製を行います。クローン作製は出来るだけ多くのデータが回収できるかがポイントになります。市販されている機器と違い当店にあるデータ復旧専用機器は障害が発生しているデータ領域にアクセスする事が可能です。またこの専用機器はHDDの中にある磁気ヘッドと言うデータを読み取る部品を直接コントロールする事が可能です。読み取る時間や回数、スピードなどのパラメーターを調整し負荷をかけながらより精度の高いクローンを作製します。無事、99.99％以上の精度の高いクローンを作製する事が出来ました。

最後に専用機器上で作製したクローンディスクを使ってRAIDの再構築を行います。再構築したRAID内のデータ領域からお客様の重要なデータを確保する事に成功しました。

三宮 Synology データ復旧事例　作業結果

復旧作業はわずか4日間で完了。無事確保したデータをお客様にご来店頂き確認して頂きます。喫緊で必要なデータをまず確認頂きました。すべてのファイルやフォルダ構成なども問題なく開く事が出来ると仰って頂きました。次にその他のデータについても確認頂くとファイル点数が多いのですべてご確認頂くことは難しいですが、気になるファイルはすべて問題なかったことをご確認頂きました。

「他の業者では対応できないと言われたので、まさかこんなに早く復旧できるとは思わなかった」と大変驚かれました。特に障害内容や復旧方法などの詳細なご案内と作業の進捗報告を細かく行ったことに非常に好感をもっと頂きました。「今後ももし何かあれば必ずお願いします」と嬉しいお言葉をいただきました。

三宮 Synology データ復旧事例　技術員より

今回のようなトラブルを防ぐためには、RAID構成の機器でも定期的なバックアップを行うことが重要です。RAIDは1台のHDDに障害が発生しても動作が可能です。しかし決してデータの完全な保護が目的ではありません。また、設置後も担当者を置き、定期的に動作業況を確認する必要があります。また異常が発生した場合は、電源を繰り返し入れるなどの操作は状態を悪化させることも多いです。そう言った場合は専門業者にご相談ください。