データ復旧事例

【TVで紹介】10年以上使用していたテラステーションからのデータ復旧（大阪市旭区　法人様）

投稿日：2024.12.26 更新日：2024.12.26

メーカー：バッファロー製
型番：WS-WV4.0TL/R1
お客様からの症状：アクセスできない
障害：重度物理障害
期間：5日

お客様より：仕事で使用しているサーバーが使えなくなりました。

仕事用のデータを保存しているサーバーが使用できなくなりました。間違いなく10年は使用しています。今までパソコン関係での故障がなく、壊れることはないと思っていたので大変困っています。エクセルで作っている見積書や請求書、ワードの文書などが重要です。確定申告を控えているのでどうしてもデータが必要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断を行ってみた結果、重度物理障害を発生させていました。

障害機器を梅田大阪駅前店へお持ちいただき、データ復旧専用機器にて初期診断を行ってみました。1番のディスクが通電開始時からモーターの回転は確認できるのですが、データの読み書きを行うヘッドが全く稼働していないようで、交換作業が必要と判断し、重度物理障害での対応を行うことにしました。

WS-WV4.0TL/R1のデータ復旧作業にチャレンジです

1番ハードディスクを開封し状態の確認を行いました。目視可能な範囲内では特に目立った傷などはなかったため、ヘッド交換を行って専用機器にて挙動の確認を行いました。データ領域内へのアクセス確認を行ってみましたが、不良セクタなどの発生はなく、そのままクローン作業を行ってみたところ、全領域の情報の取得に成功しました。作成したクローンディスクと正常に稼働していた2番ハードディスクにてデータの整合性の確認を行ってみましたが、一部の書き込まれている情報に不一致があったため、それぞれの保存データの情報を確認してみると、2番ハードディスクで保存されているファイルの最新日付が3年前になっていることが発覚しました。そのため、2番のクローンディスクに保存されているファイルの全取得を行い、オープン確認を行うことにしました。取得できたデータからエクセルファイルを30ファイル、ワード、PDFファイルをそれぞれ20ファイルずつピックアップし、オープン確認を行ってみたところ、選択したファイルすべて正常に開けることを確認できました。

復旧作業結果：WS-WV4.0TL/R1からのデータ復旧に成功！

データの取得まで作業が完了できたため、梅田大阪駅前店にてお客様にデータの確認を行っていただいたところ、重要度の高いデータのオープン確認を行っていただいて復旧作業成功と判断いただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：WS-WV4.0TL/R1のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

10年以上使用されていたテラステーションからのデータ復旧のご依頼をいただきましたが、ハードディスクやSSDなどは5年周期での入れ替えを行っていただくことをお勧めします。出荷台数がベースのお話になりますが、機器の使用から5年経過することから徐々に故障率があがるという統計結果があり、販社様などでも5年に1回の機器入れ替えを提案される根拠にもなっています。もちろん5年以上継続して使用されることも可能ですが、障害発生のリスクは日々上がっていくものであるとくことをご理解いただきますようお願いします。また、ミラーリング(RAID1)を使用している機器では、機器の状態によってハードディスク1台のみで稼働している場合もあります。ミラーリングは常にバックアップが行なわれる機器という都市伝説が当たり前のように広まっていますが、障害発生による機器の使用不可状態をできる限り回避させるためのミラリングとなっているので、バックアップはバックアップとして別媒体でのデータの保存を行っていただきますよう、お願いします。