データ復旧事例

～宝塚市サーバーデータ復旧事例～突然アクセス出来なくなったDELL製サーバーからデータ復旧に成功！（宝塚市　卸・小売業）

投稿日：2024.11.27 更新日：2024.11.27

メーカー：DELL製
型番：PowerEdge T310　容量：2TB×3＋システム用500GB
症状：アクセスできない
障害：複合障害
期間：3日

～宝塚市サーバーデータ復旧事例～　お問合せ内容

宝塚市に拠点を構える卸売・小売業のA社様より、「出社したところシステムが動かず、業務が完全に停止している」とのお問い合わせをいただきました。問題のサーバーはDELL製PowerEdge T310で、RAID構成も確認できない状態。顧客管理や販売管理データが保存されているため、早急な対応が必要とのこと。他社にもご相談されたものの、「即日対応不可」「出張対応が難しい」との回答だったため、特急対応可能な当社へご連絡いただきました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

～宝塚市サーバーデータ復旧事例～　診断結果

現地に出張し、データ復旧専用機器を使用して迅速に診断を開始しました。対象サーバーのストレージ構成はRAID5（2TB HDD×3）で運用されており、そのうち2台に不良セクタが確認されました。RAID5は1台のHDDが故障しても動作を継続しますが、2台目が故障すると運用が難しくなります。今回、2台中1台が以前から故障しており、残る2台で無理に運用されていた形跡が確認されました。このため、RAID構成に不整合が生じている状態でした。お客様へ状況を説明し、「物理障害とRAID障害の両方の処置を行う事で復旧が可能」とご案内したうえで、特急プランでの復旧作業に進むこととなりました。

～宝塚市サーバーデータ復旧事例～　復旧作業

復旧作業は神戸三宮ラボにて実施しました。まず、データ復旧専用機器を使用して不良セクタのあるHDDからクローンディスクを作成しました。当社で使用しているデータ復旧専用機器は一般的なツールに比べ、精度が格段に高いため、障害ディスクから可能な限りのデータ抽出が可能です。クローンディスクが完成した後、正常なHDD1台とクローンディスクを用いて専用機器上で仮想RAIDを再構築。仮想RAIDから最重要である顧客管理・販売管理用のデータベース（DB）を抽出し、納品用の外付けストレージに確保しました。特急対応で進めたため、全工程を通常より短時間で完了させることができました。

～宝塚市サーバーデータ復旧事例～　作業結果

復旧作業完了後、お客様の元を再訪し、システム上で復旧したデータが正常に動作するか確認しました。顧客管理や販売管理のソフトウェアが問題なく稼働し、以前と同じように使用できることを確認。A社様からは「3日でここまで対応していただけるとは思わなかった」と大変喜んでいただきました。復旧後すぐに業務を再開できたことで、被害を最小限に抑えられたとおっしゃっていただけました。