データ復旧事例

【TVで紹介】データアクセスができなくなったテラステーションからのデータ復旧(TS5200D0402S)からのデータ復旧（香川県観音寺市　法人様）

投稿日：2024.11.07 更新日：2024.11.07

メーカー：バッファロー製
型番：TS5200D0402S
お客様からの症状：データアクセスが出来ない
障害：物理障害
期間：3日

お客様より：TS5200D0402Sのデータにアクセスできなくなった。

TS5200D0402Sを事業所内専用のサーバーで使用していました。会社としてのメインシステムはクラウドで繋がっているため、業務上の大きな支障は発生していませんが、TS5200D0402Sに保存していたデータが契約情報や個人情報などを扱っているデータが多くあるため、データの復旧が必要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断の結果、挙動が不安定なことが判明し、安全にデータを取り出すための物理障害と判定しました。

TS5200D0402Sのハードディスクを復旧専用機器にて初期診断を行ってみたところ、使用されている2台のハードディスクともに物理的な障害の発生を確認しませんでしたが、データ領域内へのアクセスを行った際に挙動が非常に不安定になることがあり、安全にデータ復旧を行っていくため専用機器を使用してのクローン作業を行ってデータ復旧を行う必要があると判断しました。物理障害での対応となります。

TS5200D0402Sのデータ復旧作業にチャレンジです

2台のハードディスクに対してデータ復旧専用機器にてクローン作業を実施しました。クローン作業の結果、障害の発生していないハードディスクに比べると、かなり時間がかかってしまいましたが、2台とも全領域の情報の取得に成功しました。作成したクローンディスクからRAIDの再構築を行ってみると、RAID0での運用を行われていました。データ領域内へのアクセスでは、フォルダやファイルの存在が確認できたため、確認できたデータの一時取得を行うことにしました。データの一時取得には3TB近いデータ量があったため取得完了までに少々時間を要しましたが、取得できたデータをランダムに50ファイルピックアップしてのオープン確認を行ってみた結果、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できたため、復旧作業成功と判断しました。

復旧作業結果：TS5200D0402Sからのデータ復旧に成功！

一時取得したデータからデータリストの作成を行い、確認を行っていただいたところ、担当者様自身が翌日には大阪へ出張で来られるとのことでしたので、時間の調整を行っていただいて取得できたデータの確認を行っていただきました。いくつかのファイルを実際に開いていただいて復旧作業成功と判断をいただくことが出来たため、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：TS5200D0402Sのトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

具体的に何年間継続使用をされたらという明確な基準はありませんが、長期間の使用を続けているハードディスクでは、データの読み書きを行うヘッド部分が経年劣化を起こします。経年劣化の状態が悪化すると、カチカチ音が鳴り出して稼働不良状態に陥り、重度物理障害となることがあるのですが、何とか稼働が出来ている状態であった場合、カチカチ音を発生させながらもデータの読み書きが行えていたりもします。ただ、劣化が進むと情報の読み出し自体ができなくなることがあるため、一定の周期での機器の入れ替えが事業継続を行っていただくための重要事項となります。また、今回のような障害状態は本来であれば、論理障害での対応を行わせていただくのが通常なのですが、専用機器上での挙動などから負荷がかかりすぎることがないよう、クローン作業を行っています。作成したクローンディスクであれば、負荷の高い作業であってもが必要な場合でも作業を続行でき、お預かり機器の破損が発生する要因がなくなるため、安全にデータ復旧作業を行っていくことが出来ます。