データ復旧事例

【TVで紹介】起動できなくなったデスクトップパソコンからデータ復旧成功！（山口県下関市　建設業）

投稿日：2024.11.05 更新日：2024.11.05

メーカー：DELL製
型番：Precision T3420
お客様からの症状：起動しなくなった
障害：物理障害
期間：3日

お客様より：1週間ほど前から動きが不安定になり、突然使用できなくなりました。

業務用のパソコンで使用しています。積算のソフトとCADのソフトを普段使用しているのですが、1週間ほど前からデータの読み核が早くなったり遅くなったりしていて、今朝からは電源が入らなくなりました。積算ソフトのデータとAuto-CADのデータの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：使用されているハードディスクから物理障害の発生を確認したため、物理障害での対応になります。

データ復旧専用機器にて初期診断を行ってみたところ、ハードディスク自体の起動から認識、制御情報へのアクセスにはこれといった問題の発生を確認しませんでした。データ領域内へのアクセスを行った際に不良セクタと呼ばれるデータの読み書きができなくなっている領域の発生を確認し、専用機器でのクローン作業が必須となるため、物理障害での対応を行うことにしました。

Precision T3420のデータ復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器にてクローン作業を行ったところ、全体領域の99.95%程度の情報の取得に成功しました。専用機器からハードディスクへの情報の読み出し設定の調整を行って再度クローン作業を行ってみると、全領域の情報の取得に成功知ました。作成したクローンディスクデータ領域内にアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、確認できたデータの一時取得を行いました。取得できたデータ内に、エクセルやPDF、CADデータの存在を確認することができ、積算ソフトのデータらしきファイルの存在も確認することが出来ました。積算ソフトのデータについてはデータベースのファイルとなっており、特殊データの扱いとなるため、オープン確認を行うことはできませんでしたが、エクセルやPDF、CADデータについては、それぞれ30ファイルずつピックアップしてオープン確認を実施したところ、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業結果：Precision T3420からのデータ復旧に成功！

取得できたデータのリストを作成してお客様に確認を行っていただきました。データリスト上にあるいくつかのファイルに対してオープン確認依頼をいただいっため、対象ファイルのオープン確認を行ってみたところ、選択いただいたファイルはすべて正常に開けることが確認できました。積算ソフトのデータについては、開発元と調整してデータの確認を行っていただくということで、現時点で復旧作業成功と判断いただき、データのお渡しを行いました。作業の結果から99%以上のデータの復旧に成功できたと判断しています。また、後日改めてご連絡をいただき、積算ソフトのデータについても無事にデータが復旧できているというご連絡をいただくことが出来ました。

担当技術者より：山口でPrecision T3420のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

長期間使用されているハードディスクは、物理的な機器である以上、徐々に使用されている部品レベルでの劣化が発生します。今回は、書き込まれている情報の読み書きを行うヘッド部分の劣化が進んでしまったことにより障害が発生した可能性が高いです。データ復旧でのクローン作業は、障害が発生しているハードディスク内に保存されている情報を、正常に稼働するハードディスクへ情報の移行を行って安全にデータを取り出せるようにするための作業ですが、不良セクタなどの読み書きができない領域にかかると専用機器上での作業であっても情報を読み出すためにハードディスクに強い負荷をかけることになります。ヘッドの経年劣化による物理障害の可能性が高い場合、作業上発生する負荷の強弱に関係なく、ヘッド破損が発生して症状が重症化するするリスクは高いです。パソコンを使用されるうえで想定されるリスクを低減するたまにバックアップを行われることは非常に重要です。転ばぬ先の杖という位置づけにはなりますが、データを失わないためにもバックアップお願いしたいです。