データ復旧事例

【旧居留地データ復旧事例】アクセス出来なくなったLANDISKからデータ復旧に成功（神戸市　サービス業）

投稿日：2024.10.21 更新日：2024.10.21

メーカー：I-O DATA製
型番：HDL-Z4WM8C　容量：2TB×4
症状：アクセスできない
障害：混合障害(物理障害+RAID障害）
期間：6日

【居留地データ復旧事例】お問合せ内容：電源を誤って落としてしまいその後NASが表示されない

神戸市中央区にあるサービス業のお客様より、I-O DATA製「HDL-Z4WM8C」のNASが急に使用できなくなったとのお問い合わせをいただきました。管理部門の重要書類や各ユーザーの保存ファイルが格納されており、月末の業務に向けて早急な対応が求められる状況でした。誤って電源を抜いたことが原因でアクセス不可となったため、営業担当者様が当社のような専門業者への依頼を促されたとのことです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

【居留地データ復旧事例】診断結果：データ領域に不良セクタを確認

お客様よりNAS本体をお預かりし、データ復旧専用機器で詳細な診断を行いました。RAID 5構成のHDD4台のうち2台が物理的に損傷していることが判明しました。1台はもともと故障しており、残りの3台でNASが動作していたとのことです。故障したHDDを交換する予定だった矢先、そのうちの1台にも不良セクタが発生し、RAID構造の崩壊による障害と物理障害の両方が原因と判断しました。こうした状況下でのデータ復旧には、仮想的にRAIDを再構築する高度な技術が必要となります。特に今回は、重要な書類ファイルが多数含まれているため、1日でも早い復旧が求められました。

【居留地データ復旧事例】：専用機器でクローンディスク作成後データの回収へ

診断結果を受け、まず専用機器を使って障害が発生したHDDのクローンを作製します。不良セクタが発生したデータ領域が拡大すると普通のPCではそのデータ領域が読み込めず正常に認識できない状態になります。当店の専用機器はそう言った障害が発生したHDDを制御しセクタ単位でデータの回収が可能です。初めは障害が発生していない領域のデータを回収し、その後不良セクタが発生しているデータ領域を磁気ヘッドをコントロールし出来るだけ多くのデータを回収します。最終的には99.99%以上の精度でクローンディスク作成する事が出来ました。次に既存のHDD2本とクローンディスクを専用機器に接続しRAID解析を行います。3本のHDD仮想RAIDの再構築を試みました。仮想RAIDの構築に成功したので、RAID内のデータ領域からお客様の保存データを別のHDDに確保する事が出来ました。月末の業務を考慮し、できる限り急いでお客様に提供する準備を整えました。

【居留地データ復旧事例】作業結果：業務に必要なデータの復旧に成功！

データ復旧作業が完了した後、お客様へご連絡し、すべてのデータが正常に復旧できているかご確認いただきました。重要書類や各ユーザーファイルも無事であることを確認し、「月末の書類作成に間に合ったので非常に助かった」とお喜びいただけました。また、迅速な対応についても高く評価していただき、今後も必要な際には当社をご利用いただけるとのお言葉を頂戴しました。今回のトラブルで、NASの障害発生時のバックアップの重要性を改めてご理解いただけたとのことです。

【居留地データ復旧事例】技術員より

今回のケースでは、RAID構成のNASであっても障害が起きた際にデータを100％保証するものではないという点が明確になりました。今後のトラブルを未然に防ぐためには、定期的なバックアップの取得が不可欠です。また、NASのメンテナンスや定期的なディスク状態のチェックも有効です。さらに、誤操作による電源トラブルを防ぐため、UPS（無停電電源装置）の導入もお勧めいたします。ぜひ早めの対策をご検討ください。