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【兵庫区からのデータ復旧事例】外付けHDDから変な音が！磁気ヘッド損傷のI-O DATA製外付けHDDからデータ復旧に成功（兵庫区　個人ユーザー）

2024.10.08

メーカー：I-O DATA製
型番：HDJA-UT2.0　容量：2TB
症状：認識できない
障害：重度物理障害
期間：6日間

【兵庫区からのデータ復旧事例】　お問合せ内容：突然PCで認識できなくなっていた

神戸市兵庫区にお住まいの個人ユーザー様が、I-O DATA製外付けHDD「HDJA-UT2.0」のデータ復旧依頼のため、当店にお持ち込みくださいました。お客様はデスクトップPCに外付けHDDを常時接続して使用しており、主に写真やビデオデータを保存していたそうです。ある日突然HDDが認識されなくなり、大切なデータがすべて消えてしまったと感じられたとのこと。「特に急ぎではないが、どうにかしてデータを取り戻してほしい」ということで、早速診断を開始いたしました。

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【兵庫区からのデータ復旧事例】　診断結果：排熱が出来ない環境での使用が原因か

お預かりしたHDD「HDJA-UT2.0」は2TBモデルで、冷却ファンとヒートシンクが内蔵されたタイプです。しかし、外装を取り外して内部を確認したところ、冷却ファンに大量のホコリが溜まっており、特にファンがホコリで目詰まりしていたため、正常に冷却が行われていないと考えられます。。この影響でHDDの温度が上昇し、最終的に異音が発生している事が分かり特徴的な「カチンカチン」という音が聞こえてきました。磁気ヘッドが故障してしまったことが判明しました。この状態は「重度物理障害」と分類され、通常のソフトウェアによる復旧では対応できないケースでした。復旧には、専用のクリーンブース内でドナーからヘッドを移植し、データを救出する作業が必要である旨をお客様にご説明しました。

【兵庫区からのデータ復旧事例】　復旧作業：磁気ヘッドの移殖及び精密なクローンディスクの作製に成功

復旧作業は、まずクリーンブース内で精密なヘッド移植を行うところから始まりました。クリーンブースは、微細なホコリや静電気からHDD内部を保護するための無菌環境です。同型の内蔵HDDから磁気ヘッドを取り外し、慎重にお客様のHDDに移植しました。この作業が完了すると、次にクローンディスクの作成に移りました。クローンディスクの作成中、いくつかの不良セクタが見つかりましたが、復旧ツールを駆使してこれらの影響を最小限に抑えながら、データを無事にコピーすることができました。ほぼ全てのデータを無事に復旧することができました。

【兵庫区からのデータ復旧事例】　作業結果：最重要データを含めたすべてのデータが復旧！

復旧したクローンディスクのデータを確認したところ、写真やビデオデータを含む重要なファイルが問題なく復元されていることを確認できました。お客様にもご来店いただき、復旧したデータを実際に確認していただきました。全てのファイルが揃っていることにお客様は非常に安心された様子で、「大切な思い出が無事に戻って本当に嬉しい」と感謝の言葉をいただきました。特に急ぎの納期は設定されていなかったものの、スムーズに復旧作業を進めることができたため、お客様には予定よりも早くお引き渡しができました。復旧したデータは、元の使用環境に合わせた形で納品され、再び利用可能な状態になっていることも確認済みです。

【兵庫区からのデータ復旧事例】　技術員より

今回のトラブルの主な原因は、HDDの冷却不足による熱暴走と物理障害と考えられます。特に外付けHDDは、常時PCに接続したままにしていると、知らないうちに温度が上昇し、内部パーツにダメージを与える可能性があります。今後、同じトラブルを防ぐための対策として、まず定期的にHDD周辺の清掃を行い、ホコリの蓄積を防ぐことが重要です。また、冷却効果を高めるために、HDD周囲には十分なスペースを確保し、空気が流れるようにしておくと良いでしょう。さらに、長時間の使用後には定期的にHDDを休ませ、温度の上昇を抑えることも有効です。最後に、定期的なバックアップを取ることで、万が一HDDが故障した場合でも大切なデータを保護できるようにしておくことを強くお勧めします。